FC2ブログ

タミフル発売元への厚生労働省官僚の天下り 

タミフルの検討をしていた厚生労働省班会議のメンバーが、大学を経由して、タミフル発売元から多額の研究費を貰っていたとして、マスコミは彼を叩いた。

タミフルの問題は、まだ決着がついていない問題であり、インフルエンザがもともと致死性のある重篤な感染であることも考慮して冷静に判断する必要がある。さらに、上記研究費は、大学を経由しているもので個人的に用いたりしているのでなければ、あまり格好が良くはないが、許されることではないかと私は思っている。(大学時代に、公的な研究費が少なく苦労した経験があるので、そう思うのかもしれない・・・政府は、潤沢な政党助成金を出すくらいなら、もっと研究者に助成金を出すべきだ・・・というのは、少し脱線・・・。)

ところが、マスコミがあまり追及していない重大な問題がある。タミフル発売会社への官僚の天下りが行われていたことが、国会での共産党小池議員の追及で明らかになったのだ。元ねたは、「東京日和@元勤務医の日々」。共産党の赤旗にその記事が出ている。

タミフルは、同じ作用機序のリレンザに比べて、異例の速さで発売が認可された。その背後に何かあるのではないかと、ずっと囁かれてきた。製薬会社の監督官庁である、厚生労働省から、タミフル発売会社重役への官僚の天下りは、この「背後の何か」であるのではないか。大学の研究者が、大学を通して研究費を、多くの製薬会社の一つとして、タミフル発売企業から貰うのとは大分意味が異なる。この官僚は、どうも企業からの接待を、官僚であった当時から受けていたらしい。

まとめると・・・
大学の研究者が受け取った研究費は、大学を通した公のお金だ。さらに、この研究者は、タミフルについて検討し報告する義務があるが、タミフルの発売認可取り消しや適応の変更を直接指示する立場にはない。

一方、官僚は、許認可権を握り、こうした製薬企業の利益に繋がる決定を直接下せる立場にある。天下りによる利益は、官僚個人の享受するものだ。賄賂に等しい犯罪だ。

どちらを批判すべきかは自ずから明らかだ。

それにしても、許認可権対象企業への官僚の天下りが、横行していることに驚く。こうした連中が、国の運営・財政を危うくし、国民の健康を損なっているのだろう。

これも、メジャーなマスコミは追及していないのだよなぁ・・・しっかりせよ、マスコミ。

コメント

家人に指摘されたのですが・・・メジャーマスコミが、この天下り官僚の追及をしないのは、広告収入のことを考えてしまうからなのでしょうね。某国営放送も、政権・官僚批判には酷く及び腰ですし、困ったものだ。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/350-67d52143