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インターネットの利用が進むと 

FOCのMLで、リモートコントロールの無線運用はアマチュア無線の運用か、ハイブリッド運用と呼ぶべきものかという議論が続いている。後者の見解は、あの運用方法を否定的にみる方の意見だ。

リモートコントロールが、アマチュア無線、ことにコンテストの運用に大きな変化をもたらすことは想像に難くない。実際、友人のJohn K3TNはしばしばK4VVというビッグステーションをリモートで運用している。先日のWWCWか何かも、K4VVからK3TNのコールでマルチオペか何かで出て、かなりの成績を上げたらしい。Johnは、自宅ではロングワイアーしか張れない。別なJohn 9V1VVも、同じテーマで投稿していた。彼のところは無線を始めた13年前から徐々に環境ノイズが増え始め、s7から9で常時ノイズに見舞われているらしい。近々、どこかノイズの少ない場所に無線設備を移しリモートコントロールで無線を続けるか、QRTするか、どちらかの選択しかないと述べていた。わが国でも、都市生活者の方は同様な環境、事情のある方が多くいることだろう。

インターネット環境が、アマチュア無線に及ぼした、及ぼしつつある影響は、想像を超える。確かに、便利になった。DXでは、クラスターに必要なDXが出るとアラームが入り、ワンクリックでリグとアンテナのセッティングが済み、後は呼ぶだけ、ということになるらしい。古い考えかもしれないが、こうした便利さがアマチュア無線の面白さを少なくする方向に働く可能性もあるような気がする。便利さ、効率性を追求し始めると、不確定さが減り、運用者の努力、技量が生かされることが少なくなる。すでにインターネットのアマチュア無線への導入、利用は、かなり進んでおり、後戻りすることはない。が、それが進むことで、アマチュア無線の魅力が減り、興味を失う方が出るとなると問題だ。

リモートコントロール、クラスター等で、インターネットを活用する最たる場は、コンテストだ。コンテストの運用者の技量を発揮する余地は、相対的に少なくなっているのではなかろうか。コンテストが自動化されてから、アマチュア無線自体のactivityが下がっているように感じられてならない。これも単なる印象なのだが、自動化されることによって、人間的な要素が減ったということなのではあるまいか。普段の交信は、優れて人間的なものだ。自動化された交信を、交信と考える人々にとっては、普段の交信はあまりにまどろっこしい、ということになるのではなかろうか。

便利になることと、おもしろいことは、時には相反することになる。

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