行政主導の包括免許? 

とあるネットのサイトで読んだのだが、あるJARL地方支部の総会での話。あるJARL役員が、総通の私設(?)課長と行き違った際に、「包括免許を検討しているから・・・」と言われたそうだ。それを報告なさっていた由。

包括免許制度の開設は、JARLの要望もあったのことだろうが、結局、行政主導で包括免許が進んでいるということではないのか。行政は、何らかの利権確保を考えて、制度設計する可能性が高い。米国のような自由な包括免許にはならないような予感がある。規制改革、規制撤廃としっても、必ず何らかの新たな規制、または天下り団体による規制がついてくるのが常なのだ。強力に事前に働きかけても、最後に形式的なパブコメ募集で制度設計はお仕舞になってしまう。

JARLは、一体何をしていたのだろうか。包括免許が話題になったのは、1980年代だった。それ以降、全く進展がなかった。耳にしたところでは、JARLこそが包括免許制度にブレーキをかけてきた、という話だ。保障認定制度での利権がどうも絡んでいたらしい。そして挙句の果てに、「行政主導」で制度変更が行われる可能性が出てきた。恐らく、国際標準の自由な包括免許とは似ても似つかぬ、歪な免許制度になるのではなかろうか。ここで、新たな規制のついた免許制度ができると、また30年、40年間変更されずに、その硬直化した免許制度が続くのではあるまいか。「移動局と固定局の区別」など笑止千万である。海外の局に説明するのが難しい制度だ。これに似た新たな規制が加わり、それに付随して、何らかの利権が行政、関係者に転がり込む、という制度設計が行われるのではないか。JARLは、そうした行政の利権漁りに否と言ってきたのだろうか。一緒になって利権に与るとしてきたのではないか。

医療の世界でも、行政の利権を温存するだけでなく、新たな利権を生み出す、同じような制度の変更がいろいろと行われている。日本の官僚制度は、日本という国が沈没しないと生まれ変わらないのだろうか。官僚制度が、日本を沈没させる大きな重しになっている。

コメント

平成24年7月に”電波有効利用の促進に関する検討会”へのパブコメがありました。
内容は:なお、東日本大震災では、アマチュア無線が有効に活用され、その意義が改めて見直された。アマチュア無線局については、複数の周波数帯が使用可能であるが、それぞれ使用する帯域を増やすごとに、利用する周波数の追加や空中線電力の変更申請が必要であり、アマチュア無線の利用者からは、負担軽減のために手続の簡素化の要望が出ている。これに応えるため、アマチュア無線については、無線従事者資格に応じて一定の範囲の周波数、出力等の変更を簡易な手続で可能とすることについて検討する必要がある。
→(もちろん総務省に意見・・アメリカなどと同じようにしてほしい趣旨の・・・を出しておきました。

これの意味するとこころは:免許制度そのものは変更なしで局免申請時に技適機器であればその機器で出せるバンドやモードは全部一括免許するという意味らしく、200ワット以上では技適機器は今はないのでどうするのかは不明です。固定と移動の区別もどうなるか不明。日本以外の国と同じ様にライセンスを取得すればどんなリグでどこで運用してもOKと言うことはなさそうです。ポイントは技適(これも元は総務省管轄の外郭団体で現在はテレコムエンジニアリングセンター)、保障認定(JARDやTSSの介入)はなくならないと言うことだと思います。

技適もどうかと思いますが、保証認定、やはり温存ですか。まったく、ね 笑。

とすると、自作機ですぐ運用したり、保証認定機に手を加えたりするのはダメってことですね。

それに特別局では、別なロケから運用する際に、リグを郵送しなければいけないわけだ・・・。あれも笑うしかない制度のわけですが・・・。

う~~~ん、包括免許を「リグ単位」でするということですね。外国では、「免許人単位」で包括免許している、というのに。

保証認定、技適は、美味しい利権になっているのでしょう。だが、このままでは、アマチュア無線の将来はじり貧です。すると、その利権も自然消滅する。

ちょうど、日本という官僚国家の将来と重なります。国家が破綻するまで、官僚制は寄生虫のように生き続けるのでしょうか。

今の法律では、免許人単位にライセンスで運用出きる範囲全部を包括的に許可することは出来ないそうなので、リグと免許証をセットにしてその範囲では自由(と、言っても今と変りませんが)にしようと言う発想です。アマチュア向けに法律を変えればいいだけの話ですが、集団的何とかに比べれば誰も困らない(おっと、困る人もいそうですが)、逆にメーカなどは余分な技適取得費用がかからずいいはずなんですが。いずれにしてもライセンス一本で、運用範囲(周波数と電力位)しか書いていないスタイルにはまずならないと思います。SDRリグのキットや、QRP機の自作などやろうと思いましたが、自作リグの内容などは都度変るので、保障認定など考えるとやる気がなくなってしまいました。リグの改良改悪もその都度書類を出すのが基本なので、面倒極まりないです。 つるしのリグ設備を業者に設置してもらい、KW局の申請から検査まで
業者に依頼し開局し、59サヨナラで遊び、飽きてQRTリグ処分を推奨する制度の感じがします。 

う~~ん、免許人単位の包括免許が、国際標準だと思うので、それをJARLが強烈に要求すべきなのです。

行政の規制を認めては、何も始まりません。

現在のパブコメも、どのようなテーマであっても形だけになっています。それでは、良くならない。

規制撤廃には、世の中でそれにより利益をえる人々と、利益を失う人々の拮抗が必ずありますので、その力学を規制撤廃に動くように働きかけないといけないと思います。

長いものに巻かれていたら、日本は沈没します。

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