Summer VE5SDH 

Summer VE5SDH と初めてお会いして、それほど時間が経っていない。2年近くまえのことだったか・・・。21メガのCWだった。Summerというお名前で女性の方かと思ったが、直接尋ねるのも失礼かと思っていた。その後、Don WB6BEEが彼女が確かに女性であることを教えてくれた。

まだ数えるほどの交信しかしていないのだが、女性であるということだけでなく、視覚障碍者であるということ、それにCWを覚えてまだ2,3年しか経っていないことが強く印象に残っている。無線の公開運用を行っている場に居合わせ、無線をやってみたい、特にCWをやってみたいと思ったそうだ。周囲に助けてくださる方々がいて、すぐにCWの世界に入ってこられたようだ。現在のところ、25WPMの速度が最大巡航速度とのことだが、普段の会話をするには十分だ。

アパートの屋上に12mほどの垂直エレメントを上げ、直下にチューナーを入れて、各バンドに出ているらしい。家主によくぞ承諾を得られたものだと感心する。7メガでも交信したことがあるが、ベアフットなので、やや厳しい。やはり21メガが一番良いようだ。VE5は少し内陸の地域なので、パスが北極圏に少しかかるのだろうか、同じ時に入感する西海岸の局に比べると、開く時間が短いような気がする。バグキーの操作がとても上手で流れるようなCWを聞かせてくれる。

Donが彼女についてのネットでの記事(恐らく新聞記事)を送ってくれたことがあった。幼い時期に網膜芽細胞腫で両眼失明なさったらしい。その後も、おそらくは結構苦労なさって今がおありになるような記事だった。目で見える比喩の表現をついしてしまうと、友人が恐縮して彼女に語ることがあったが、彼女は構わない、様々な表現で語ってほしいと答えていたようだ。

彼女との交信が気に入っている理由、一つは、分からない時に、何々が分からなかったと必ず尋ねてくださることだ。それで交信のテンポが可笑しくなることはない。お互いに理解しあって会話が成立していることで、交信が意味のあるものになっていることを実感する。少し遅いと謙遜される巡航速度だが、それがバグキーのキーイングにピッタリで聞いていて心地よい。私の解読するテンポにも合っている。また、一回一回の送信が長くならず、てきぱきしていることも好ましい。とても、無線を始めて2,3年しかたっていないとは思えぬ運用である。

なかなか得難いCW girlである。

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