John 9V1VV再び 

昨夜、何度か応答のないCQを出していたが、ついにJohn 9V1VVが呼んでくれた。久しぶりである。ノイズが少し落ち着いたのか、私の信号はビームをバックに向けていて579だった。SSBの混信があるとのことだったので、ビームをフロントに向けると599まで上がった。

驚いたことに、キーが自作のバグキーであるとのこと。確か、エレキーのバグキー動作、その後はバイブロをお使いだったので、バイブロとばかり思った。わずかに打ちそこないがあったが、キーイング自体はバイブロと同等。バグキーまで自作を始めるとは、正真正銘の無線通信士である。

残念なこととして、三日前に友人のMirek VK6DXIが亡くなったと知らせてきた。心筋梗塞で突然の死去だったらしい。MirekはDXを主に楽しんでおられた方だったが、Johnとは親しく、シンガポールのアパートを購入する手伝いまでなさったそうだ。享年56歳とのこと。早すぎる死である。Johnは、Mirekが天国でCWを楽しんでいると思うと結構明るいコメントだったが、親しい友人を失くして、こころに空いた隙間は当面埋めようがないのではあるまいか。

Johnは、セミリタイアの身分で、週に4時間程、ある民間企業で船の電気設備について講義するだけのようだ。その講義をするために、歩いていくことが楽しいらしい。長く、海外または船舶上での仕事だったが、これでのんびりなさることができるのだろう。

音楽は、チャイコフスキーのオペラを良く聴いている由。バロック好きの彼がチャイコフスキーとはちょっとびっくりだが、チャイコフスキーの纏綿とした旋律美に酔っているのだろう。私は、モーツァルトの初期の弦楽四重奏曲を好んで最近聞いているとお話しした。チャイコフスキーは、オペラ作家としてモーツァルトを目指していたとJohnは教えてくれた。

もしかしたら、少しアルコールが入っていたのかもしれないが、何時もより少し饒舌なJohnであった。一頃、周囲のノイズに悩まされ、リモートで無線をするか、QRTするかしかないとまで仰っていたので、一先ずは安心である。14メガでJim W6YAとも長い時間ラグチューしたと言っていた。この調子で、時々、夜遅く7メガに出てきてもらいたいものである。

話しが前後するが、Mirekとは個人的な知り合いではなかったが、聞き覚えのあるコールである。Johnが彼の訃報を伝えてくれたとき、CWマンが一人また一人と世の中を去って行く、とJohnが感慨深げに語った。私自身もSilent Keyにいつなってもおかしくない年齢に差し掛かろうとしている。もしそうなった日には、「nutが最近聞こえないな」とちょっと噂され、その後皆の記憶からすべてきれいさっぱり消え去る、というようになりたいものだ、と申し上げた。そう、人生は一陣の風のようなものだ。・・・62歳の彼にはまだ理解できぬ感慨だったかもしれない。

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