電信を世界遺産登録する前に行うべきことがある 

PLC(BPL)は、日本では屋内だけに用いられ、出力は数十ミリワットのレベルだという。通信のクオリティが高くないせいか、今のところ実際に利用されているという話をあまり聞かない。だが、簡便さから利用されるようになると、特に都市部では、短波帯のアマチュア無線は壊滅的な影響を受けることだろう。

JARLは、当初、PLCを容認するような発言をしていた。今は、批判的なトーンになっている。だが、この問題で行政訴訟を起こすことはなかった。行政訴訟を起こしたのは、JA1ELY草野氏を始めとするハムのグループである。行政訴訟の常ながら、被告である行政側が有利な展開で、現在は高裁で争われている。私も、当初、原告団の一人に加えて頂いた。草野氏は、体調が万全でないところ、法廷で正論を展開なさっている。

本来ならば、JARLがアマチュア無線界を代表して、この訴訟を担うべきなのではないだろうか。換骨奪胎の「包括免許制度」、さらに天下り組織への利益誘導でしかない2級アマチュア無線技士免許の新たな講習制度等、アマチュア無線のためにならぬ制度にも批判の声を上げず、このPLC訴訟に加わろうともしない。これで、一体アマチュア無線の将来を考えている、と言えるのか。

電信の世界遺産登録を、JARLが推し進めるという。だが、JARLは、その前に行うべきことがあるのではないのか。アマチュア無線の将来のために行動するのでなければ、電信の世界遺産登録は、電信を過去の遺物にしようとすることに他ならない。

コメント

電信を過去の遺物にしてご利益を得るのは誰か興味あるところですね。 2アマの講習会制度は実現し、一方、包括免許は棚上げ、これらの理由をJARLはちゃんと説明する必要があるのにしない。いずれ高齢ハムが居なくなりハム人口が居なくなるのを見越しての行動か?と思います。

JARLは、過去会長の個人商店のようになっていましたが、その反省ができていないと思いますね。米国のアマチュア無線界で長年の懸案である、個人の敷地でアンテナを自由に上げる要求を強く打ち出している行政へのARRLの姿勢と、現在のJARLの行政への対処との違いにがっかりです。PLC訴訟をなぜJARLがやらないのか・・・。

このままでは、電信だけでなく、アマチュア無線が、世界「遺産」になりそうです。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/3596-25008d80