年金個人情報漏えい 

年金情報漏えい問題、厚労相と官房長官は、当初他人事のように年金機構を批判していた。恰も自分たちに最終責任があることを忘れたかのような口ぶりだった。

事件の経過は、こうだ。

5月1日 年金機構が情報漏えいに気付いた。

5月28日 所管大臣である厚労相がその事実を知った。

6月1日 公表。

年金機構が漏えいに気づいてから、監督官庁の長に報告するまでに1カ月近く。さらに、公表するまでに4日かかった(と報じられている)。

厚労相が知ったのがこの通りだとすると、年金機構から監督官庁への連絡が余りに遅い。厚労相は、行政を官僚に丸投げしており、そのチェックを全くしていないということだ。事件公表時の他人事のようなコメントも、それを裏付ける。

厚労相が、これ以前に知っていたとすると、国民への情報隠ぺいだ。漏えいした個人情報が、犯罪に使われた形跡もすでに出てきており、厚労相、政府の情報隠ぺいの責任は重たい。

ネット上で厚労省の役人が事件を暴露したため、年金機構は公表せざるをえなくなったのではないか、と言われている。厚労相が事件を知ってから公表するまでの4日間のタイムラグは、それで説明がつく。ここでも、厚労省、政府は、あわよくば情報隠ぺいを続ける積りだったのかもしれないと思わせる経過だ。

政府には、官僚の行政業務を監督する責任がある。だが、実際のところそれがなされていない。また、政府は、こうした事態を国民に隠そうとしている。それが明白になった。

国民総背番号制が来年から施行されることになっている。国民の資産、さらには健康情報等も一括して、このシステムに乗せるということも、政府は考えているようだ。情報管理、さらに国民への公表が、このような状況で、一体大丈夫なのか。

そういえば、医籍を検索するシステムが厚労省で稼働しているが、その内容が滅茶苦茶であることも良く知られた事実。私は、そのシステムでヒットしない。保健所への2年ごとの報告をしていないと削除されると言う話もあるが、そうでもないという話ももある。システムが稼働し始めた時には、鬼籍に入った医師もたくさん登録されていたということもあった。データ管理が、いい加減この上ない。

総背番号制大丈夫なのか、とますます心配になる。

PS;上記の推測、事実認定では、不正確な点もあるようだ。衆議院厚生労働特別委員会のネット配信録画で確認されたい。だが、初期対応はまずかったこと、年金機構に個人情報を扱っている緊張感がないこと、問題が起きてから個人情報の悪用に対する対応が遅れたことは確かなようだ。同委員会のネット配信サイトはこちら・・・

http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

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