「駆けつけ警護」に「後方支援」 

「駆けつけ警護」という言葉を英訳するとどうなるのかと思って、ネットで検索した。すると、これはどうも自民党の一議員の造語であるらしい、ということが分かった。政府の文書でも、ローマ字の当て字で記されているらしい。村野瀬玲奈の秘書課広報室というブログに詳しく載っている。こちら

考えてみるに、「駆けつけ警護」という造語には、何か困っている人を駆けつけて助けるようなニュアンスが、それとなく感じられる。が、実際には、同盟国の軍隊が敵国ないし敵対する勢力の軍隊に攻撃された際に、でかけて共に戦う、という戦闘行為そのものだ。その戦闘行為をなんとか和らげるための造語が、「駆けつけ警護」である。

これは、国民を愚弄するものに他ならない。

我が国にとって、最大の同盟国であり外国にもっとも多く派兵している国は米国だ。米国や、その同盟国への「駆けつけ警護」は、相手がどのような武装集団であれ、現地の方々である可能性がたかい。その武装集団がたとえテロリスト集団であったとしても、彼らを相手に戦闘行為を行うことは、テロリスト、現地の方からすると、侵入してきた米国軍と一緒に攻撃してくる自衛隊という構図になるのではないだろうか。国連という枠組みの外でも活動することになる自衛隊となると、そうなる可能性は高い。

「駆けつけ警護」などといった警察の行動を思わせるような生易しいものでは決してない。

これと全く同じ構図の造語が、「後方支援」である。これは、何度もこのブログで触れているが、兵站活動そのものである。兵站作戦は、戦争の中核的な活動であって、敵側からは、支援する対象と同一視され、攻撃の主要な対象になる。自衛隊が戦闘から免れるとか、他国軍の戦闘行為と同一化することはない、というのは嘘である。

これも、国民をだますための造語だ。

こうした姑息な造語で、国民をだまし果せると政府は考えているようだが、そうはいかない。



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