偽善もここに極まれり 

アフガニスタンにある「国境なき医師団」の病院を、米軍が誤爆したという報道。この自体、悲劇だし、批判されるべきことだ。だが、報道もされない民間人への誤爆は日常茶飯事なのではないか。アフガン戦争では、毎年数千人の民間人、イラクでは1万人程度の民間人の方々が、戦闘行為に巻き込まれて亡くなっている。誤爆、誤った攻撃を行っているのは、米国だけではないが、母国に侵入してきた外国軍への敵意を、遺族の方々は強くするのではないだろうか。イスラム過激派、反政府勢力が拡大再生産される理由の一つが、ここにあるのではないか。

シリアでロシアが最近空爆を始めた。ISに対する空爆という建前だが、反政府勢力を攻撃の対象にしているとも言われている。いずれにせよ、空爆では、民間人の巻き添えは避けられまい。

大国によるこうした軍事介入は、暴力を拡大する方向に働く。だが、介入を大国は続ける。そうした武力介入で利益を得る勢力があるためなのではないだろうか。

安倍首相は、「積極的平和主義」をかかげ、こうした大国の中東・アフリカでの武力行使に参加しようとしている、平和主義と対極にある行動だ。やはり、そうした武力行使への参加で利益を得る集団の意向を受けてのことなのではないか。

偽善もここに極まれりだ。


以下、引用~~~


米、国境なき医師団誤爆か=医療関係者ら3人死亡-アフガン
じじつうしん 2015年10月3日(土)15時53分配信 時事通信
 【ニューデリー時事】駐アフガニスタン国際部隊は3日、反政府勢力タリバンに一時占拠された北部の要衝クンドゥズでの軍事作戦中、米軍が国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」の病院を誤爆した恐れがあることを明らかにした。MSFは医療関係者ら3人が死亡、30人が安否不明と発表した。
 国際部隊によると、米軍は3日未明(日本時間同日朝)、武装勢力に対する空爆を実施。その際、「付近の医療施設に損害を与えた可能性がある」という。
 MSFは声明で「病院は複数回にわたって爆撃され、大きな損害を受けた。全ての戦闘従事者に対し、医療施設やスタッフの安全を尊重するよう要求する」と訴えた。空爆時には、医療関係者80人以上と患者105人、その家族らがいたという。 

コメント

NEOの記事

私は「利益を得る勢力がある」と断定できると思っています。

例えば、オンライン紙のNEO(New Eastern Outlook)の2014年4月12日記事に Ulson Gunnar 氏が以下のタイトルで書いています。

「The Corporate Colonization of Afghanistan」
米国国務省とUSAIDが支援する米国NGOの活動及び米国大企業の思惑について述べています。
もちろん、一つの視点ではあると思いますが、日本の大手マスメディアからはほとんど知らされない情報だと思います。

日本では、その訳がブログ「マスコミに載らない海外記事」2014年4月15日に載っていました。

情報をありがとうございます。後で読んでみます。チョムスキーが1990年代に行った講演で、マスコミがそうした軍事関連企業の立場に沿った世論の誘導を行っていることを指摘しています。また、最近は軍産複合体が、紛争地域での武力行使を推進するだけでなく、紛争からの復興事業にも絡んで利益を上げていると言われています。そうした、影で蠢く利権集団の思惑に乗せられて、我が国、国民を危険にさらす、今般の安保法制は絶対に潰さなければならないと思います。

ロシアがシリア空爆について”http://tanakanews.com/150924syria.htm”に日本で報道されていない内容が書かれています。これを見るとアメリカが表で言っていることは信用できないですね。国内で得られる情報はたかがしれています。 アフガニスタンの話も同じだと思います。安保法案可決で来年の防衛予算は大幅増になりアメリカの軍事産業は大喜びでしょう。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/3720-217a9841