日本の報道の自由は、先進国中最悪 

「国境なき報道者たち」という団体が、世界180か国の報道の自由を比較している。こちら。我が国は、先進諸国のなかでは最悪の61位である。記者クラブ等の旧態依然たる利権組織がその利権を守るために、報道の自主規制を行い、また政府・財界の代弁者になっている。安倍内閣になってから、マスコミへの働きかけが盛んに行われるようになり、実質的な報道規制が行われている.。NHKは、トップが変わってから、その報道姿勢が大きく変わり、その視点は、大きく政府寄りの方向に変わった。

過日、国連総会後、安倍首相が記者会見を行った。我が国の記者クラブの伝統なのだろう、事前に質問をする記者、その質問内容が決められていた。外国の記者が、その事前のシナリオ以外の質問をして安倍首相を慌てさせた。こちら。シリア難民に対して1000億円の経済援助をする、とぶち上げた安倍首相に対して、難民を受け入れないのか、と予定外の質問がなされたのだ。安倍首相は、国内で少子化対策や国民の活用等、難民受け入れよりも先に行うべきことがあるとか何とか、はなはだピントはずれの答弁をした。このニュースを聞いたときに、またはぐらかしの答弁をしていると私は思ったのだが、はぐらかしではなく、答えられなかった、というのが本当のところだったわけだ。

記者会見にシナリオを作るということは、政権運営の問題点に切り込むというマスコミの役割を放棄し、政権の宣伝の片棒をかつぐことに他ならない。この茶番劇は、我が国では通常の記者会見として通用するのだろが、世界では通用しないことを露呈したわけだ。おそらくこうした茶番劇に加わらないと、記者クラブからはじき出されたりすることがあるのかもしれない。が、マスコミは、これでは自らの存在意義を否定しているようなものだ。政府からこうした悪しき伝統を止めることはないだろう。むしろ、強化しようとしてくるはずだ。それを弾き返すだけの覚悟が、マスコミにあるかどうか、が問われている。

我々は、こうして実質検閲と同様の報道規制のかかった報道しか、メージャーなマスコミからは流れてこないことを肝に銘じるべきである。

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