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統一地方選、都知事選 

統一地方選が終わった。全体としては、野党の議員が増えたようだ。これからの野党の責任が重い。

東京都知事選には、呆れてしまった。あれだけ公費を無駄遣いし、放言を繰り返し、弱いものへの暖かいまなざしなど感じられぬ人物を、都民が選択するとは・・・。

石原都知事に投票した理由の第一は、「人柄」であると言う。女性に対する蔑視発言、身体障害者に対する人権意識のみられぬ発言等々、彼の人柄のどこが知事として相応しいのだろうか。彼の記者会見を聞いても、自己正当化の言葉をくどくどと繰り返す、74歳の老人でしかない(いや、歳だから悪いということではないが、やはり幾らなんでも、これで80歳近くまで知事を勤められる知的・体力的な力がないのではないかと思わせるものだった)。

「人柄」という漠然とした基準は、結局マスコミにどれだけ登場し、面白おかしいことを言うかということなのではないか。彼の政策・他の候補者の政策が、どこまで浸透し、それを判断材料と出来たのか、「人柄」を判断基準にした投票行動では、大いに疑問だ。

「人柄」についで、投票を決める要因となったのは、「医療・福祉政策」だと言うことだ(前者とわずかな差だ)。医療に関しては、石原都知事は、親の所得制限はあるが、中学生まで医療費を無料化し、都立病院に365日24時間救急対応させると公約したらしい。小児の医療費が大きな負担になる家庭があることは認めるが、むしろこの無料化は、救急をコンビニ化するだろう。

夜間に軽症患者が救急に殺到することが、救急現場を疲弊させている。その疲弊をますます進めることになる。そのコンビニ化に対応するように、都立病院という二次・三次救急を行うべき医療機関に指示するらしい。そうでなくても、都立病院は、かなり厳しい状況になっていると聞く。これで、都内の小児救急は崩壊に向かうだろう。そして、より重症で手厚い医療が必要な小児が、割を食らうことになる。

こうした医療政策を、記者会見で得意げに述べる石原都知事を見て、彼は医療の現場を知らない、医療の問題を少しも理解していないということを確信した。選挙民の耳に心地よい言葉を述べるだけの候補者。その問題点を追及しないマスコミ。痛い思いをするのは、本当に救急医療が必要な子ども達だ。

コメント

都知事選の結果については同感です。あのような人物がそれも大差でなぜ当選してしまうのか。
子どもの医療費無料化の拡大についてはそのような弊害があるとは思っていませんでした。

Manさん、おはようございます。石原都知事、都庁には週三日位しか仕事に出ず、身内を登用し、側近で固め、公費を流用し、さらにはオリンピック招致・築地移転で土建屋に利益を与える、てなことで、芳しい噂は殆ど耳にしませんね。あの独断専行が、指導力として都民の目には映ったのでしょうか。

小児救急の問題は、なかなか難しいのですが、特に都市部ないし大きな施設の小児科は、どこも疲弊しています。

その内、私の小さな診療所での経験もまとめて記したいと思っています。昨年冬の間に、救急対応して、高次施設に送らなければならなかった症例(200数十例中)は、一例だけでした。むしろ、大分前から具合悪かったり、夜間だけ救急で診察を希望されたりする方、夜間・休日の来院を繰り返している方が、多いように思います。

小児救急は、数少ない重症例を拾い上げることが仕事になりますが、それでも今の状況では、(大規模施設では)夜間に殺到する患者さんで手一杯になっている様子です。

長野こども病院でも、前知事が、一次救急を見るべきだと打ち出して大きな問題になりました。紹介されてくる重症患者を診るのが、その本来の機能だったからです。その後知事が替わり、検討中の様子ですが、昨日、場合によって、一次救急にも対処するといった玉虫色の答申を、検討会が出したと報道されていました。行政・政治家は、リップサービスで救急を一年中受け付けると言う傾向があり、そのしわ寄せを医療現場が受けて疲弊する、という構図です。こども病院のような施設は、重症患者への対応だけで手一杯のはずなのです。

理解不能

こんにちは。

ネット上(そして私の周囲でも)、今回の石原氏の当選は「理解できない」と言う方が多いのですが、東京都に在住の知り合いからは「石原さんが良いんだ」と言うコメントをいくつか頂いております。

私は、政治家は「10の善を成しても、1の悪で全てが失われる」仕事だと理解していたのですが、(少なくとも)今回都知事選に投票した方の半数は、そうお考えでは無いと言う事なのでしょうね。

#石原氏の悪は1では済んでいない(と言うか悪のほうが多い)ような気がするのですが。でも今回の結果は「他の候補に入れるよりは、石原氏に入れる方がマシ」と言う方が多かったのかも知れませんね(苦笑)

私も・・・

今回の石原氏再選には驚きました。
「都民の皆さんの良識が私を当選させてくれた」などと言っていますね。アンケートを見ると「リーダーシップ」を評価する人が多いようですが…。リーダーシップね~。うーむ。

災害の避難訓練の際に「今度は空母を持って来い!とアメリカに言ってやったんだ」と、またしても石原節が炸裂していますが…

私はてっきりもうお一方…佐野氏が圧勝するなんて思っていましたが大はずれでした(笑)。

石原氏…
女性の支持率が高いそうですね。
そういえば、ドイツのちょび髭伍長さんも
女性からの圧倒的人気によって、独裁者の地位を手に入れたと聞いています。
自分たちのことをババアとか子供を産む機械呼ばわりする人物のどこが好ましいのか
私にはさっぱり理解できませんが…。

皆さん、コメントをありがとうございます。

石原さんは、自分の意志を通す人間というイメージをもたれるのでしょうね。それでも、クリーンならば、まだしもですが、彼は都政を私物化しています。

都立大学を首都大学東京とかいうケッタイな名称に変更し、基礎的な学問分野を排除してしまったのも彼の思いつきのようです。

また、首都銀行東京でしたか、銀行を立ち上げて、200億もの赤字を作っています。これだけでも、責任をとって辞任すべきでしょうね。

土建屋と組んで東京の街中を開発する前に、都民の住居の耐震化、インフラの地震対策をするべきでしょう。

と、いろいろ並べても、この扇動政治家の実像は、都民の多くには見えなかったということなのでしょうか。痛い思いを都民がしないと分からないのでしょうかね。

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