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テロリズムに対処するために 

パリで起きた忌むべきテロリズムによって、何の落ち度もなく殺された方々の冥福を祈りたい。

この事件については、多くのことがマスメディアやネット上で報じられ、語られている。専門家でもない私が、付け加えるべきことは少ないが、テロリストを殲滅せよと声高に叫ぶ連中には組することがどうしてもできない。テロを起こした人間は、裁かれるべきだが、ISISを殲滅せよと興奮して叫ぶ連中の心情は、テロリストの狂気と同じだ。

中東の混迷の大きな源流は、第一次世界大戦後、西欧諸国がオスマントルコ支配地だった中東を勝手に線引きし、彼らの植民地にしたこと、そしてイスラエル建国を強行させたことにある。それによって、大きなストレスが、同地に内在することになった。イラク戦争が、そのパンドラの箱を開けることになったのだ。

特に、米国は、アフガン戦争当時、アルカイダにてこ入れし、さらにイラク戦争で、イラクの政治体制を破壊したことによりフセイン政権の残党がISISとなる原因を作った。シリアでは、反体制派を支援する米国が、間接的にISISにてこ入れしている、といううわさも耳にする。ロシアは、シリアアサド政権を支援している。シリアは大国の代理戦争の場になっている。大国の空爆が、市民を殺害し、そこで憎しみの連鎖を生み、イスラム過激派を拡大再生産している。

行うべきことは、イスラム過激派を拡大再生産することを止めることだ。そして、過激派への資金、軍備の流入経路を絶つことだ。空爆を続行するフランス政府を支持する、というばかげた声明を出したりしないことだ。

今回の事件の犯人たちが、シリアのパスポートを事件現場に残していた、という。これは、彼らが、シリア、中東からの難民に対する、西欧からの反発、敵意を醸成するために行ったことなのではないか。過激派たちは、中東の人々と、それ以外の世界の人々を離間させることを目的としている。それにまんまとのってはいけない。悪魔的なものは、人々を離間させようとする。それに乗せられる人々も、悪魔的な思想に毒されているのだ。

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