マイナンバー制度のリスク 

マイナンバー制度が、来年早々導入される。マイナンバーには、さまざまな個人情報が紐つけされることになる。

個人情報がマイナンバーに集積されることになるわけだ。すると、その情報が流出し、さらに悪用される可能性が出てくる。

個人や、会社組織による悪用であれば、完璧でゃないにせよ、セキュリティを完璧に近づけるとか、罰則規定を厳しくする、ということで対処できるかもしれない(これも大いに疑問だが・・・)。

一番の問題は、集積された国民の個人情報を、それを管理する立場の政府、官僚組織が悪用することに対する対処方法だ。実質的にありえない。現政権のように憲法を蔑にするような政治家であれば、個人情報保護の法制があったとしても、彼らの心情論理で良しとすれば、そのような法制を無視して、個人情報を利用する可能性がある。

クレジットカード機能、医療情報アクセス機能等を通して、個人情報として重要な情報が、政府、関係機関にすべて知られることで、かなり窮屈な社会になるかもしれない。前者では、経済活動がすべて把握され、後者では、病歴等が把握され、やがて私的保険が医療保険の大きな部分を占めるようになるから、関係省庁から保険会社に情報が漏えいされる可能性がある。また、インターネット、書籍等へのアクセスも管理され、個人の思想信条が当局に把握される可能性もある。

マイナンバー制度発足時は、最小限の個人情報の紐つけから出発するが、様々な機能を付与することが行政によってすでに検討されている。「政府、行政は、善である」という性善説に立つべきではない。特に、現政権のように国民よりも国家を優先させる行動原理の政府にあっては、性善説は極めて危険だ。マイナンバー制度には大きな危険がつきまとう。

韓国では、1970年代から住民登録番号制度が施行されており、様々な問題が生じているらしい。こちらの記事を是非お読みいただきたい。

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