米国民の悲劇 

「シリア難民を受け入れずに、ホームレスとなった退役軍人を助けよう。」というメッセージを、SNSで良く見かける。米国の平均的な、一部の国民の本音なのだろう。

このプロパガンダを見るたびに、苦々しい思いにとらわれる。シリア難民は、ISの支配と米国などによるISへの空爆を逃れて国外に出た人々だ。ISの誕生には、米国の中東での武力行為が関わっている。イラクのバース党の残党が中心となって、ISが結成されたと言われている。フセインの率いるバース党政権を、根拠のない名目で倒したのは、米国とその連合国である。ISには、イスラエル、米国の諜報機関からの支援がある、というかなり確実な情報もある。中東での権益を確保しようという、米国等の武力行使が、彼らを祖国から追い出したと言ってよい。

一方、イラク・アフガン戦争の退役軍人のかなりの数が、帰国後精神を病み、ホームレスになっている人々がいると言われている。彼らが、大義のないその戦争に駆り出されたのは、石油利権を求める米国の巨大資本が背後にあったためと言われている。かのチェイニー副大統領がかってCEOを務めた、ハリバートン社は、イラク戦争により、巨万の利益を挙げたと言われている。その他にも、軍需産業を中心として、この戦争で利潤を得た資本が多くある。誤解を恐れずに言えば、退役軍人たちは、意味のない戦争に駆り出され、その人生を棒に振ったのだ。

難民、退役軍人ともに、巨大資本の言うがままの、米国をはじめとする大国の政権の犠牲者なのだ。そして、国民は、その犠牲者がなぜ生まれたのかを知らされずに、犠牲者同士を対立させようとしている。国民も潜在的な犠牲者であり、それが顕在化することになろうということが理解できていない。

コメント

やっと核心に入ってきましたね。
「ISには、イスラエル、米国の諜報機関からの支援がある」
私の理解ではISはイスラエルの諜報機関、モサドとCIAが組織し、モサドが指揮を取っているという事です。

「かのチェイニー副大統領がかってCEOを務めた、ハリバートン社は、イラク戦争により、巨万の利益を挙げたと言われている。」
ディック・チェイニーなどの下っ端よりも、親分のブッシュ一家の方が石油利権のためとんでもない事をしています。

「誤解を恐れずに言えば、退役軍人たちは、意味のない戦争に駆り出され、その人生を棒に振ったのだ。」

これは今に始まった事ではありません、近年では自作自演で起こしたトンキン湾事件で始まったベトナム戦争でも、 大量破壊兵器を持っていると嘘をついて始めたイラク戦争でも、同じです。もし鬼澤さんがペンタゴンの将軍だったらどうします。何十年にも渡って嘘をつかれて、命がけの戦争に行かされる事が馬鹿馬鹿しくなって来ることでしょう。これが今にペンタゴンの上層部で起こっている事です。

「大義のないその戦争に駆り出されたのは、石油利権を求める米国の巨大資本が背後にあったためと言われている。」
背後にいるのは石油利権の上にいる国際独占銀行家で、彼らが連邦準備銀行という私立銀行を設立して以来、やりたい放題をして、2度に渡る世界大戦を演出して来ました。戦争に大義などはありません。

現在の世界情勢の根源を知るには1人の内部告発者の証言を聞くのが手っ取り早いでしょう。
下のURLがそれです。

問題は、こうした事態を一般市民が十分知らされていてないことでしょう。マスメディアと、それをコントロールする支配層の問題です。

我が国にあっても、同じ構造があるように思います。

現在、ハーバート ビックス著「昭和天皇」を読み進めていますが、天皇制によって我が国が特別な存在なのだ、という刷り込み、それを利用した上層部の国民支配の構造が、第二次世界大戦を引き起こし、推し進めさせたと思います。それが形を変えて、残りつづけ、今歴史修正主義として表舞台に出てきている。しかし、国民はそれを知らない、むしろ積極的にその支配構造に組み込まれてゆこうとしているように思えるのです。

米国市民のシリア難民への拒絶は、他人事ではないように感じます。

ハーバート・ピックスがもしその本で日本が第二次世界大戦を引き起こしたと言っているなら、その本はプロパガンダの一部と考えた方がいいでしょう。国際独占金融資本はアメリカを使って第一次世界大戦の後から日本を怒らせ、日本に対米戦をはじめさせようとあらゆる手を使って工作した事実を知った方がよいと思います。

Re: タイトルなし

ビックスは、一橋大学の教授を務めたしっかりとした学者です。この「昭和天皇」という著作は、上下巻からなる浩瀚な学術書ともいえる歴史書であり、ピューリッツァー賞も受賞しています。一読をお勧めします。

館野さんが仰る「陰謀論」は、ロスチャイルド家等が陰謀が歴史の中心に存在する、という議論でしょうか。だとしたら、ハナ アーレントの著作もご一読になるようにお勧めいたします。彼女は、そうした単純な陰謀論を否定しています。

歴史的な事象の解釈に「単純な陰謀論」で切り込むのは危険です。様々な要因が重層的に働いて、歴史的な事象を引き起こし、動かしているのだと思います。その重層性に耐えるだけの知的な誠実さが、歴史を読み解く際に要求されると思います。

訂正

ロスチャイルド家等が陰謀が>>ロスチャイルド家等の陰謀が

追加

日本が、ABCD包囲網によって第二次世界大戦に突入せざるを得なかったという見方は、歴史修正主義そのものです。日本を万世一系の天皇を頂く特別な国家と看做す、誤った歴史観、国歌観に結び付きます。どのような経過で、日本があの戦争に突入したのか、いかに国民を蔑ろにしてきたのか、を是非もう一度学んでください。

「館野さんが仰る「陰謀論」は、ロスチャイルド家等が陰謀が歴史の中心に存在する、という議論でしょうか。だとしたら、」
陰謀「論」ではなく私の言っているのはまさに陰謀の事実そのものです。Edward GriffinのThe Creature from Jekyll Islandには、いかに彼らが策を巡らせて1912年に連邦準備銀行を私立銀行として設立し、アメリカドルを無から作り出す権利を獲得し、そのドルを政府に貸し、その利子を政府からむしり取り、世界を支配して来たかが書かれています。この陰謀の事実とそれを解決しようとする国と人々の活動が分からないと、残念ながら、現在の世界の動向を見ることはできないでしょう。

おめでたいアメリカ国民もやっとこの事実に気が付き始め、これを解決しようと取り組み始めたところです。私の見る限りでは、もおこの流れは誰も止めることが出来ない所まで行っています。近い将来、目に見える形で我々の前に現れて来ると思います。

「日本が、ABCD包囲網によって第二次世界大戦に突入せざるを得なかったという見方は、歴史修正主義そのものです。」
第一次世界大戦後のベルサイユ講和会議で民族平等条項を提案したのはどこの国ですか?
この行為は日本が如何に世界平和を望み、民族の平等を尊ぶ博愛主義の国であるかを証明する歴史的なものです。一度は賛成多数で可決されたのですが、アメリカの議長権限で否決されました。日本代表団は食い下がって、そのような提案が日本からあったことを議事録にとどめることで引きさがったと言う事件です。この日本の態度と、キリスト教という宗教を信奉していながら、黒人奴隷を所有し、民族平等条項を否決するウィルソンの態度をよく考えてみてください。

Re: タイトルなし

wikipediaによると、Griffinは、トンでも陰謀論者、非知性主義者のようですね。FRBの陰謀論は置いておくとして、癌が代謝性疾患であり、ある物質を補えば治癒するとか、HIVは存在しないとか、科学的にみて明白な誤りを述べているようです。これだけでも、読む気は全く起きません。申し訳ありませんが、これ以上、ここで陰謀論を展開なさるのはお止め下さい。

https://en.wikipedia.org/wiki/G._Edward_Griffin#The_Creature_from_Jekyll_Island

私の言っていることは、通貨発行権は本来、誰に帰属するべきかということです。それがわからないと、特に現在の世界の動きはわからないでしょう。日本政府は、中央銀行である日本銀行の株の半分以上を持っていて、日本銀行の親会社です。その日本銀行が政府の国債を全て買い上げ、連結決算を宣言すれば、その日の内に政府の1200兆に及ぶ借金がゼロになります。これは麻生財務大臣が何処かのタウンミーティングで口にしたことで、本当のことです。
でもこれが出来ないところに本当の問題が隠れているのです。

これで私からの発言は終わりです。

Re: タイトルなし

それは、monetization of the debtであり、日銀のバランスシートを悪化させ、円の信用を落とす「禁じ手」です。第二次世界大戦中、その手を用いて、ハイパーインフレを招来しました。

実質的に、現在、その政策がすすめられています。長期国債残高が、日銀のバランスシートで膨れ上がっている。現政権は、必要な増税を行わないで、何とか赤字財政を維持しようと、日銀に国債を買わせ続けています。

これのしりぬぐいは、結局、国民が負うか、戦争を引き起こす必要が出てくるわけです。

もう少し、まともな経済、財政理論を学ばれたらいかがですか。

これで最後にします。

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