東電福島第一原発事故の原因究明、汚染のコントロールはなされていない 

東電福島第一原発事故当時、同原発の所長だった吉田氏の調書「吉田調書」をめぐって、事故の本体に迫る記事が「世界」で錬成されている。吉田所長は、必ずしも現場に精通したエンジニアではすでになく、事故当時、事故対応のガイドとして重要な役割を持っている「手順書」を無視したことが、事故拡大につながったことが、11月号の記事で論証されている。こうした批判に対して、事故当時は2,3時間の猶予しかなかったという反論が出てくるが、実際には事故から炉心溶融に至るまでに2日間ほどの時間があったのだ。手順書に従って対応すれば、少なくとも、2、3号炉の炉心溶融は免れた可能性が高い、ということだ。

このような徹底した原因の追求をおろそかにして、政府は、他の原発の再稼働を進めている。東電福島第一原発事故の原因究明は、まだ全くなされていない。そして、同原発からの環境汚染も続いているのだ。

以下、引用~~~

地下トンネルで放射能濃度上昇=4000倍、原因不明-福島第1
2015年12月9日(水)20時30分配信 時事通信

 東京電力は9日、福島第1原発の廃棄物処理建屋近くにある地下トンネル「ダクト」にたまった汚染水から、放射性セシウムが1リットル当たり48万2000ベクレル検出されたと発表した。昨年12月の採取分(同121ベクレル)に比べ濃度が約4000倍に上昇したが、東電は外部への流出は確認されていないと説明。原因は分からず、東電が調査を進める。
 東電によると、問題のダクトには汚染水が420トン程度あり、東日本大震災の津波による海水などがたまっているとみられる。今月3日に採取した水を測定したところ、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質は、昨年採取分の同120ベクレルから同50万ベクレルに上昇。トリチウムも同310ベクレルから同6700ベクレルに上がっていた。 

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