東芝の粉飾決算 

不正決算ではなく、まれにみる大規模な粉飾決算だ。経済犯罪である。

元はといえば、政官民あげての原子力産業への傾倒から、東芝がウェスティング ハウスという原発メーカーを無理やり買収、そこで巨大な損失を生じたことにある。それによって、粉飾せざるを得なくなったわけだ。

現政権は、原発輸出をする積りだ。原発で生じた核廃棄物は、相手国がNPTに加盟していなければ、日本に持ってくる、という。一体どこに廃棄物を持ってくるのだろうか。また、万一深刻事故が起きて、輸入国に被害が生じた場合、400億円程度の賠償が当該国の原発業者に課されるという。しかし、当該国の国民は、当該国で裁判を起こす権利を有する。当然、輸出国の我が国に賠償請求の裁判が起こされることだろう。結局、我々の税金でそうした深刻事故のしりぬぐいをすることになるのだろう。

東芝もおそらく自力再生は難しいのではないか。東芝を潰さないのであれば、何らかの形で税金が投入される可能性が高い。粉飾決算の全体像を明らかにし、政官民の責任者を処罰すべきだ。

この原発輸出政策は、根本的に狂っている。

以下、引用~~~

東芝、数千億円赤字見通し…多額リストラ費計上
2015年12月19日(土)3時0分配信 読売新聞

 不適切会計問題で業績が悪化している東芝の2016年3月期の連結税引き後利益(米国会計基準)が、数千億円規模の赤字になる見通しであることが分かった。

 経営立て直しのために多額のリストラ費用を計上することに加え、主力の半導体事業の採算悪化などが主因だ。リーマン・ショックで過去最悪の赤字となった09年3月期の赤字幅(3988億円)を上回る可能性がある。

 本業のもうけを示す営業利益も2000億円を超える赤字になる公算が大きい。複数の東芝関係者が18日明らかにした。

 東芝は、すでに表面化しているパソコン事業などの見直しに加え、プリンターなど事務機器を扱う上場子会社「東芝テック」についても新たに売却の検討に入った。不適切会計の影響で通期の業績予想を発表していなかったが、構造改革と併せ、21日に発表する。巨額の赤字を計上してでも改革にめどをつけ、来年度から業績を回復させたい考えだ。

コメント

日本が輸出する原発では核廃棄物は全部日本が引き取り、又事故が起きたときは日本が賠償する・・・とネットでは沢山でています。 しかし、ニュースや新聞それに雑誌では何も報道されません。 不思議ですね。中華のイギリス原発はどうなのか調べてみます。

Re: タイトルなし

NPT未加盟の国の場合は、廃棄物を輸出国が引き取ることになっていると思います。そうしないと核不拡散と逆行することになりますから。深刻事故の場合の賠償スキームは、米国などの主導で条約があり、400数十億円の賠償を輸入国の事業者が行うことになっています。でも、裁判は当該国で提起されますので、その額では済まないでしょう。それは輸出した国に請求が来るのではないでしょうか。武器輸出にせよ、原発輸出にせよ、現政権と財界は、目先のカネになるなら何でもあり、という姿勢ですね。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/3827-0ebf22c2