FC2ブログ

高浜原発再稼働は、無責任の極み 

高浜原発3,4号機の再稼働差し止め仮処分は、あっさりと関電の要求通り、福井地裁で取り消された。一昨日だったか、福井県知事が「総合的に判断し」再稼働を認める判断を行ったのとほぼ同時だ。出来レースのようだ。

以前、若狭湾周辺に計15基の原発、関連施設があり、それは直径50kmの範囲に収まっていることを示した。こちら

高浜原発は、関西の水瓶、琵琶湖から40kmほど、京都市から50kmも離れていない。さらに、数km近くに舞鶴市もある。

高浜原発で、深刻事故が起きたら、近傍の原発のコントロールが難しくなる可能性がある。高浜原発単独の事故であったとしても、琵琶湖は汚染され、関西の水道は利用不可能になる。また、日本文化のメッカの一つ、京都も放射能汚染にさらされる。若狭湾の複数の原発にメルトダウンが起きようものなら、西日本は居住不可能になるのではないだろうか。被災する人口と、地域の規模を考えると、日本は再起不能になる可能性がきわめて高い。

福島第一原発事故では、放出された放射能が、海洋に向かったこともあり、汚染は今のレベルで済んでいる(それでも、酷い汚染であるし、また汚染源を隔離することができておらず、地下水等を通して環境汚染は続いている)。あの状況を見て、タカをくくってはいけない。

原子力規制委員会は、定められた検討項目に原発が合致するかどうかを見ているだけだと何度も言明している。あの規制基準で「安全だ」とは決して言えない。彼らは、安全だとは言っていない。規制基準に適合したから安全だと言うのは、実務も何も分からぬ政府だ。安倍首相は、第一次安倍内閣当時、福島第一原発に津波が押し寄せ深刻事故になることはない、と答弁した。あの深刻事故が福島で起きても、何の責任も取らない。再稼働に向けて進むのは、それと同じ無責任な行動である。

国が再起不能になるかもしれぬリスクを押して、どうして原発の再稼働が必要になるのだろうか。


以下、引用~~~

高浜原発再稼働認める=福井地裁「新基準は合理的」-3号機、来年1月起動へ
2015年12月24日(木)15時52分配信 時事通信

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働差し止めを命じた仮処分について、福井地裁は24日、関電の異議を認め、取り消す決定をした。林潤裁判長は、原発の新規制基準を合理的と判断し、「安全性に欠ける点があるとは言えない」と再稼働を事実上認めた。仮処分を申し立てた住民側は決定を不服として、名古屋高裁金沢支部に保全抗告する。
 取り消しで差し止めの効力は失われた。高浜3、4号機は原子力規制委員会の審査が終了し、福井県と高浜町は再稼働に同意している。関電は近く3号機に核燃料を搬入し、来年1月下旬に原子炉を起動させる予定で、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)に続き、全国2番目の再稼働となる公算が大きくなった。
 福井地裁では樋口英明裁判長(当時)が今年4月、「新規制基準は緩やかにすぎ、合理性を欠く」と再稼働を差し止める仮処分決定を出していた。
 これに対し、林裁判長は「新規制基準の内容や、規制委の判断に不合理な点はない」と判断。想定される地震の揺れ(基準地震動)について「規制委で専門的・技術的知見に基づき、中立公正な立場で審査する枠組みが採用されており、内容は合理的だ」と認めた。耐震安全性や使用済み燃料についても、規制委の判断を合理的とした。 

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/3834-0b481a4c