暴力団まがい 

建設業者への口利き疑惑の渦中にある、甘利元経済財政担当相。

彼は、2000年代に、原発政策を推進する実務上の立場にあり、東電福島第一原発事故を未然に防げる立場にあった。こちら。実際、深刻事故が起きると、逃げ回り責任を取ろうとしない。

今回の口利き疑惑では、秘書がURと12回面談し、「甘利の顔を立てろ」等と言ったらしい。直接の口利きではなかったとUR側も言っているらしいが、それではとてもすまされない。暴力団の威嚇と同じやり方だ。秘書は、業者とずぶずぶの関係で、接待漬けだったようだ。よもや甘利氏本人は関わっていなかったとしても、甘利氏の「監督責任」は重大であり、また大臣室で金を受け取りながら、領収書も出していない杜撰さが甘利氏にはあった。これほど時代錯誤と思われる政治手法を、政権中枢の政治家であっても取っていたことに愕然とする。

TPPは、いわばグローバル企業が、国境を自由に超えて利潤追求を行えるようにする仕組みづくりだ。基本的に、グローバル企業の「顔を立てる」内容になっている。国民生活に根本的な影響があるはずなのに、国会では、TPPの枠組み作りの議論がなされていない。甘利氏は、その枠組み作りを一手に任されてきた。

その人物が、業者との関係でこれほどルーズだとしたら、グローバル企業と間で表にならぬ形でどれほど「斡旋利得」行為をしているか、想像するだけで、気分が悪くなる。「顔を立てる」だの、右翼上がりのブローカーと会って金を受け取るだの、一国の経済財政政策を担う人物、その秘書が言ったり行ったりすべきことではない。一国の政治が、このような人物とその配下の人間に左右されているとすると、国民にとって大きな不幸だ。

この事件を経て、安倍政権の支持率は全く減る気配がないらしい。マイナス金利導入といった他の出来事に隠れてしまっているのか。一部の政治家、マスコミが、甘利氏は被害者だという擁護論を唱えており、それに騙されているのか。それとも、国民の「民度」がこの程度なのか。この斡旋利得罪の疑いのある政治家の行為が自分たちに関わらないことだと考えているのだろうか。



コメント

民度です。

Re: タイトルなし


「少しイロを付けて」というのも、口利きではないそうです。今後、給与額を会社等から提示されたり、税務署から税額を提示されたら、「少しイロを付けて」と言って、増額ないし減額を暗に求めることに致しましょう。

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