甘利元大臣斡旋利得罪疑惑は大臣を辞めて済む話ではない 

元野球選手の覚せい剤疑惑、はたまた育児休暇を求めていた国会議員の不倫疑惑などで、甘利元経産相の口利き疑惑が忘れ去られようとしている。

甘利議員が、大臣職を辞めるだけで済む話ではない。

第一に、斡旋利得罪の疑いがあるからだ。一国会議員として責任は重い。100万円台の金で政治が動かされるとしたら、日本という国は一体どうなるのだろうか。民主党階議員の質疑にもあったが、URは不法占拠された土地に建てられた建物にも、補償金をこれまで払い続けてきたらしい。URは土地を取得し、そのうえで不法占拠して建てられた建物の撤去を求めればよいはずだが、その道理が通っておらず、不法占拠した企業・人物に不当な金がこれまで支払われてきた。そして、政府は、そうした税金の無駄遣いを止めようとしない。甘利議員が関係したという建物も、不正占拠された土地に建てられた物件だったらしい。それへの補償金は法外な額だ。こうした口利き事例は、表に出ないだけで、頻繁に行われているのではないか、と疑わせるに十分だ。政治家の口利きという政治腐敗を、甘利議員の事例から白日のもとに晒し、今後行われないようにしなければならない。

さらに、彼がおかれていた立場は、こうした疑惑があってはならない立場だった。企業を統括し、さらにTPPをまとめる立場だったわけだ。TPPは、グローバル企業が国境を越えて、他国の社会システムを自由に変更させられるシステムである。それをまとめる立場にあった甘利議員には、企業との関係は疑いがもたれるようなことがあってはならないはずだ。TPPの内容が、表に出ている以外の裏の条項があるのではないか、と疑われてしまう。TPP自体が大きな問題をかかえた条約であるだけでなく、それを立案した人物が企業と裏でつながっているとしたら、国を自らの利益のために売り渡していることになる。

2月15日午後1時からの衆議院予算委員会で、民主党玉木議員が、この事件の当事者から提出された録音、記録を公表すると述べている。こちらの同議員の質疑を参照。その内容は、斡旋利得罪の成立を疑わせるに十分なものだ。国会は、この問題を徹底して解明する責任がある。


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