オバマ大統領の広島訪問が残したもの 

オバマ大統領は、広島で、被爆者をしっかりと抱擁したという。この訪問については、国内外で様々な評価がある。米国では、原爆投下により、戦争終結が早くなり、余計な犠牲者を出さずに済んだといった原爆投下肯定論がまだかなりある。が、若い世代を中心に、原爆投下する意味があったのか疑問視する声も大きくなってきているようだ。そうした冷静な判断が、彼の広島訪問でさらに大きな声になって欲しいものだ。

わが国では、原爆投下に対してオバマ大統領から謝罪の言葉がなかったという批判もある。しかし、これが大統領としてなしうる最大限の反省の表現だったのではないだろうか。

むしろ、問われているのは、我々の方だ。原爆の犠牲になった方々、外国人の犠牲者も含めて、に対して、十分な対応をしてきたのか。原爆投下が敗戦を早めたかどうかは検証しなければならないが、無条件降伏をもっと早くすべきだったのではないか。無条件降伏を遅らせたことが、原爆投下をもたらしたことは確実だ。「国体」の存続のみを求めて、ぎりぎりまで降伏しなかった責任は誰にあるのか。

さらに、中国など近隣諸国への侵略と第二次世界大戦を、肯定的に見る修正史観は、許されないということを、オバマ大統領は行動で示した。彼の残したのは、歴史を直視すべきだ、という強烈なメッセージである。

以下、引用~~~

オバマ氏「広島に来て良かった」
2016年5月31日(火)19時25分配信 時事通信

 現職の米大統領として27日に初めて被爆地の広島市を訪れたオバマ氏が、「広島に来て良かった」との感想を周辺に語っていたことが分かった。外務省が31日の自民党外交部会で、オバマ氏側近の話として明らかにした。
 また、オバマ氏は広島市の平和記念公園から移動した際、多くの一般市民から見送られたことに感銘を受けたと話しているという。外務省はオバマ氏サイドの話について、帰国途上の大統領専用機から同省に伝えられたと説明した。 

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