社会保障に関する政治家の本音 

なんともあからさまに本音を語る政治家であることよ。麻生財務大臣が講演で語ったという言葉。前後の文脈が分からないので、正確なところは分からないが、政府・行政の本音なのだろう。

1)高齢者には、この世から早く退場してもらいたい。それによって、社会保障費の節約ができる。

2)高齢者には、蓄えを早く吐き出して、経済活動の活性化に寄与してほしい。

ということなのだろう。1)が実現すれば、2)はついてくる、というわけだ。こうした思想の背景には、経済的な成長こそが唯一の価値だ、それを阻害するものは排除する、という考えがある。

彼のこの本音へのアンチテーゼとしては、

経済成長が今後ともに可能なのか、それをどのようにして実現するのかという疑問。

高齢者は、この世から退場する前に、またはそれに際して医療介護の世話にならなければならなくなる。そのためのコストをせっせと蓄えているわけだ。人生終末期の医療介護費用をだれが負担するというのか。

高齢者への医療にコストをかけないという方針がこっそりと実現されつつあるが、その負担を医療現場に丸投げしているのではないか。終末期医療について、政治が国民に語り掛けるべきなのではないか。

さらに、高齢者と言って線がはっきり引けるわけではない。「高齢者」という言葉は、生産に携われぬ者と一般化され、社会的弱者にまで広げられる可能性がある。

といった疑問が湧いてくる。・・・安心の医療介護、社会保障を確保すると政治が国民に保証するのを止めるべきではないだろうか。

麻生大臣の言葉は、ある意味本音なのだが、それにしても国家財政の元締めが語る言葉としてはエゲツない。


以下、引用~~~

麻生氏:いつまで生きるつもりだ…高齢者について講演会で
2016年6月17日(金)23時54分配信 毎日新聞

 麻生太郎財務相(75)は17日、北海道小樽市で開かれた自民党支部大会で講演し、「90になって老後が心配とか、訳の分からないことを言っている人がテレビに出ていたけど、『お前いつまで生きているつもりだ』と思いながら見ていました」と述べた。高齢者らの反発も予想される。

 麻生氏は講演で国内の消費拡大などが必要と指摘したうえで、「お金を何に使うかをぜひ考えてほしい。金は使わなきゃ何の意味もない。さらにためてどうするんです?」と述べた後に発言した。【一條優太】

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