CW交信のだいご味 

今夕は、大荒れという天気予報だったが、今のところ、静かな夕暮れだ。

7メガも、ノイズがほとんどない。コンテストの翌日は、あまり相手をしてくれる局が出てこないのだったな、と思いつつ、CQを叩く。Vern W7WHが、200ヘルツほど下がったところで呼んでくれた。以前と同じく、すこしチャピリとドリフトを伴っている。リグは、テンテックのOmni6とのこと。自分でも周波数が不安定なのは分かっているのだが、との返事だ。

西海岸のあちらでは、真夜中2時か3時頃のはず。そうそうにお開きにすることになった。

最後のかるい挨拶のつもりで、qrz.comの彼のページで見かけた、膝の上に上半身を持たれかけている犬によろしく、と言った。

すると、その犬Hankは、昨秋亡くなった、とてもつらい出来事だった、と彼が言う。

適切な言葉が見つからず・・・そのように別離を悲しんでくれるVernの家で一生を過ごせたHankは、幸せな一生を送ったのではないか、と申し上げた。

Hankは、Vernが電信を叩くのをいつも眺めていた、ということだ。きっと天国で、Vernの交信に耳を傾け続けているのではないだろうかと申し上げた。

彼は、そうだね、と少し嬉しそうな様子だった。

何気ない、こうした会話、やりとり、これがCW交信での楽しみなのではないだろうか。

華々しいDXでもなければ、アワードのための交信でもない。人生がふっと交錯するようなやり取り。それがCW交信のだいご味なのではないだろうか、と改めて感じた。

コメント

良いお話ですね。
まさに醍醐味...こんなQSOを心がけたいです。

Re: タイトルなし

このようにほっこりする交信の背後に、どれだけ、こう言っては何ですが、「無駄な」交信の山があることか 笑 と思います。

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