年金資金の欠損について 

年金資金運用で、20兆円の損失を出した可能性があると前のポストで記したが、より正確な情報が入ってきたので、訂正したい。

年金資金運用基金GPIFの2015年度の運用収支は、5兆円のマイナスだったようだ(GPIFから厚労省への報告を朝日新聞がスクープした)。

それに、今年4月から6月期、英国のEU離脱決定を機に、GPIFは、さらに5兆円のマイナスを上乗せしたらしい。これも近々判明することだろう。

トータル10兆円のマイナス

日刊ゲンダイによると、安倍首相は、15年度の5兆円のマイナスは、デマだと言っているらしいが、実際は首相の言葉が出鱈目なわけだ。

さらに、安倍首相は、過去3年間で37.8兆円の黒字を出していると、あたかも自らの政治的成果であるかのように言っているが、これは、GPIFの株式による運用を25%から50%に増やす「前」の運用成績。15年度の運用成績で唯一国内債権だけが+だったらしいので、株式運用を増やさなければ、これほどの欠損を出さずに済んだはずである。

安倍首相は、「アベノミクス」の成果として、株価上昇を挙げていた。株価を高値で維持するために、年金資金を株式市場にぶち込んだ、そして株価暴落で多額の年金資金を失わせた、というのが実情だろう。これは、今後年金支給額の減額に結びつくことも考えられる。

コメント

年金資金で買った株を年金支給にのため売却すると株価はどうなるのか? 売ろうに売れない事態になるのでは? と、素人ながら心配します。

Re: タイトルなし

GPIFは、株式投資に携わる人間が数十人規模で、外国の年金ファンドの投資スタッフ数より一ケタ少ないと読んだことがあります。それなのに売買額が大きく、情報開示もするので、身軽に動けない。で、ヘッジファンドに良いように食い物にされているとも聞きました。何しろ、年金資金運用で最大67%もの資金を株式に投資するのはリスクが高すぎます。また、以前にも記しましたが、公務員のための共済年金の株式運用比率は低いままだったと思います。

どう考えても、我々の年金資金を博打につぎ込んでいる、結果は知ったことではない、という風にしかとれませんね。

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