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当然ながら、自民党も全く駄目! 

医療崩壊関連のニュースが、こうも立て続けに出てくると、コメントするだけでも大変だ。しかし、やがてやってくる、というか既にやってきている事態は、もっと大変なのだ。繰り返すが、こうした医療崩壊で痛みを感じるのは、社会的な弱者なのだ。それを忘れないで頂きたい。

「じほう」からの下記の報道。医師不足(これは厚生労働省が決して認めぬ客観的事実なのだが)の対策を自民党の方から出そうという話。

結局、研修医の集まる研修指定病院から医師を僻地に「再分配」しようという官僚が既に打ち出している案を認めただけだ。

医師不足があること、医療費が余りに削減されたために地域医療が崩壊していることを、官僚が認めないことが、問題の根本にあるのだが、自民党のこの委員会は、それには一切触れない。表層を撫でて、官僚の思い付きを後追いしているだけだ。

研修医が、都会の研修病院に集まるのは、研修成果を上げることが出来、さらに待遇が良いからだ。そこから僻地に派遣されることになれば、その研修病院から辞職するだけだろう。研修医が「吸い付いている」だの、「再分配する」だの、こうした国会議員の頭の中には、医師の人権を認めようという発想はないのだろうか。貧しい話だ。

初期研修を終えたばかりの医師が医師の少ない僻地に行くことを了承したとしても、彼らに一体何が出来るのだろうか。医師を養成するには、さらに数年間、指導医の元に実地訓練する必要がある。今一番人手が足りない、地域医療の第一線に彼らが立つことは不可能だ。このプランが実行されると、研修医それに僻地の人々双方にとって不幸なことになる。

医局機能を、研修病院に持たせようと、この委員会報告は締めくくられているが、大学医局を破壊して、今度は別なところに医師を隷属させる医局を作ろうということなのか。過去の大学医局には、様々な問題があったことは認めるが、新しい医局を作ると言う無責任さ・いい加減さには呆れる。大学医局を破壊した官僚の施策は間違っていたと、まずは認めよ。先を見通せぬ、こんないい加減な政策に翻弄される医師達の身にもなってみて欲しいものだ。・・・ま、こんな行き当たりばったりの施策が上手くいくはずはないのは火を見るよりも明らかなことなのだが・・・。

以下、引用~~~

自民党の社会保障制度調査会医療委員会(鴨下一郎委員長)は18日、厚生労働省が前日の都道府県会議で示した「医療政策の経緯、現状および今後の課題」をもとに議論したが、出席議員からは医師の不足や偏在の解消を求める意見が相次いだ。会合後、記者団の取材に応じた鴨下委員長は、厚労省に対して医師不足を解消するための短期的施策の提案を求め、同委員会としても5月中に具体策を打ち出す考えを示した。

 この日の会合には厚労省幹部も出席。医師確保策の効果を上げられない厚労省側に対し、「どこにどういう医師がいるのか把握し、どう充足させるのか目標をもって取り組んでほしい」との指摘のほか、出産などで一時的に現場を離れる女性医師が増加傾向にあることから、男性医師の十分な確保を求める意見なども出された。

 こうした議論を踏まえて鴨下委員長は、「(医師不足に対し)短期的に何をやるのか。この委員会で建設的なことを提案していかなければいけない時期にある」と述べ、現状と課題の分析だけでなく、医師不足を解消するための短期的施策を厚労省に提案するよう求め、同委員会としても来年度予算概算要求などを視野に具体策をまとめる考えを示した。

 会合後、鴨下委員長は、「課題だけをみんなで指摘しても、前に進まないという共通認識を持ってもらうために今日の委員会を開いた」と説明。「医師不足問題は、最終的に行政だけに頼って解決策が見いだせる状況ではない。医療委員会でも責任ある対応をしていかざるを得ない」との認識を示した。

 その上で短期的施策に関しては、厚労省の報告書に盛り込まれた医師が集まる拠点病院(マグネットホスピタル)の活用に触れ、「医師が吸い付いているわけだから、そこから再配分する工夫も必要だろう」と指摘。個人的見解とした上で、「卒後臨床研修の必修化から2年たち、この間にプールされた人材が出始めたので、そういう医師を再配分する工夫をどうするか。かつての医局機能をどこかに担ってもらうのがいいのではないか」と提案した。

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