豊洲市場の汚染問題 

豊洲市場の土壌汚染、それに対する無策が大きな問題になっている。

おそらく、工事費を浮かせて業者にうまい汁を吸わせるために、一部の都議、もしかしたら都知事も巻き込んで、これほど杜撰な汚染土壌対策(というか、対策を取らないという対策)を実行したのだろう。専門委員、技術委員には、「建物の下部を、本来の計画にあった汚染されていない土で埋めることをせず、空洞のままにする」ことは伝えなかった模様。誰が、どのような意図でこのようなことをやったのか。

まずは、東京都の官僚は、正確に事情を理解していたはずだ。さらに、石原元都知事も平成8年に、建物の下に「コンクリートの箱」を作ることを強く主張したらしい。当初官僚が業者と癒着して、工事費用を安くあげようとしただけだったのかと思ったが、当時の都の「天皇」石原慎太郎が号令をかけた可能性が極めて高い。専門家の意見を無視して、建物地下を空洞にするといった滅茶苦茶な工事は、さすがに官僚だけではできない、やらないだろう。誰が、どのようにすると決めたのか、ぜひ明らかにしてもらいたい。石原元都知事については、マスコミも追及するのに引っ込み思案になっている。だが、この問題を追求しないでいては、政官業の癒着、一部の人間の利権漁りの問題がこれからも続くことになる。

繰り返すが、石原元東京都知事の責任は必ず追及されるべきだ。憂国の右派論客として活動を続けてきた同氏は、逃げることなく責任者として事情を明らかにすべきだ。彼は、都営の銀行を立ち上げ400億円ほどの損失を都に与えた。また、尖閣諸島を買い上げるとして、東シナ海の緊張を高めた張本人でもある。都知事として彼が行ったことすべてを批判的に検証すべきだ。

もう一つ、ここは東京ガスの工場が1988年まで操業していたらしいが、あまりにひどい汚染ではないか。土壌汚染防止法は2002年に制定されたらしいので、法的責任は問えないのかもしれない。が、1980年代といえば、公害問題が大きく取り上げられていたはず。工場で就業していた人々への健康被害はなかったのか。そして、あとに残った汚染対策に1000億円以上かかりそうだという事態に、東京ガスは何も道義的な責任を負わなくてよいのか。東京ガスの責任を追及する声が全く聞こえてこない。企業の社会的責任の観点から、ぜひとも明らかにしてもらいたい問題点だ。




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