Darrel AA7FV 

バンドはかなり秋めいてきた。14メガ北米へのパスは、朝方だ。昨日、8時過ぎに国内同士でのんびり交信するDarrel AA7FVを見つけた。ロンビックを使っていると言っていたので、興味がわき、しばらく聞き続け、彼が交信を終えたところでお呼びした。

69歳。4年前にリタイアした由。専門は電波天文学で、世界各地の電波望遠鏡の建設に関わってきた由。チリの電波望遠鏡建設に際しては、日本人の研究者とも共同で仕事をなさったようで、みなとてもよく仕事のできる方々だったとのこと。彼は元来イギリス人で、英国で学位をとり、40年前に米国に移住したらしい。リタイアした今も、当時の共同研究者と連絡を取り合っているとのことだった。

ロンビックは、ヨーロッパ向け一基のみ。一辺が60m超で、14、18メガでは相当なゲインがある、7メガでも使える、とのことだ。サイドローブがあるので、VK、それにJAとも交信することに困らないらしい。ロンビックとしてはこじんまりとしている(と言ってよいのか)ようだが、それでも我々からすると夢のアンテナではある。

やや唐突ではあったが・・・以前から考えていたことを尋ねてみた。天文学を研究していると、神の存在が信じられなくなることはないかという疑問だ。量子力学や天文学を少し学んでみると、ものごとの本質が見えてこない様子が垣間見られるような気がするのだ。彼は、分からぬことが多くなればなるだけ、創造主としての神をより信ずることができるようになる、と答えてくれた。もっとも、人格的な神となると話は変わってくるが・・・ということだ。研究すればするほど目の前が開けてきて、さらに研究する課題が現れてくるのは、研究者ならではの感想なのだろう。それが、創造主としての神の存在をより信じることにつながるというのは、科学的事実の整合性、美しさによってなのだろうか。

こうした悠久の話題をのんびりと無線で話し合う。これは無線のだいご味の一つだ。こうしたtell me your storyというタイプの交信は、残念ながら絶滅寸前。でも、またそうした交信相手を探して、電離層でつながる世界に耳を傾ける。

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