わが国の大学の凋落 

タイムズ・ハイヤー・エデュケーションによる、高等教育機関のランク付けが公表された。

日本の大学は、凋落を続けているらしい。もちろん、このランク付けの調査項目には、英語教育、留学生受け入れ等わが国の大学にとって不利な項目が入っており、欧米の大学が有利に判定されるわけだが、それにしてもアジアでの地位でも落ちている。

こうした低落傾向の理由の大きなものは、やはり大学独立法人化以降、国からの助成金が毎年引き下げられていることなのではないだろうか。国立大学では、毎年1%以上引き下げられている。医学部でいえば、定員を目いっぱい増やしているのに、人員・予算の面で何の手当もないとのことらしい。東大は財政面では比較的恵まれているはずなのだが、長期的に見て実力は落ちているように思える。

現在、毎年のようにノーベル賞受賞者がわが国から出ているが、多くの研究は20、30年以上前の研究に対する授与だ。残念だが、今後、教育レベルの低下による国力低下は免れないように思える。

杜撰な使い方をされている政党助成金の一部でも、大学への助成に回すべきではないか・・・長い目で日本の将来を考える政治家・官僚がいない。

以下、引用~~~

東大またアジア首位逃す 世界大学ランキング
16/09/23記事:共同通信社

 【ロンドン共同】英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は21日、今年の「世界大学ランキング」を発表、東京大は昨年の43位から39位に順位を上げたもののアジアでは4位となり、昨年に続きアジア首位を逃した。THEは日本の競争力低下に懸念を示している。
 
 上位980校中、日本の大学は69校が入り数ではアジアでトップだが、上位200位内に入ったのは東京大と91位の京都大(昨年88位)の2校。
 
 400位内には東北大、大阪大、東京工業大、名古屋大、九州大、豊田工業大も入り、昨年の6校から8校に増加した。
 
 アジアではシンガポール国立大が全体の24位で最も高く、北京大(中国)が29位、清華大(中国)が35位に。韓国は200位内に4校入った。
 
 THEのフィル・バディ編集長は、日本の大学の資金不足や海外の大学との共同研究の少なさを挙げ、周辺国の大学が順位を伸ばす中で「日本は後れを取らないようにしなければならない」と警告した。
 
 全体の上位10校は英米とスイスの大学で占められ、1位は英オックスフォード大(昨年2位)。2位は米カリフォルニア工科大(同1位)、3位は米スタンフォード大(同3位)だった。
 
 ランキングは論文の引用頻度や教員スタッフ1人当たりの学生数など13の指標で評価した。

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