記者クラブのお粗末さ 

昨夜、NHKの夜のニュース番組を見ていた。途中でニュースを中断し、安倍首相のキューバ ハバナでの記者会見を長時間かけて実況中継していた。記者会見とは言うが、安倍首相の演説を拝聴し、その後二三の記者が質問をするという形式で行われた。よく聞いていると、質問は予め決められた質問者が既定の質問をしている。道理で安倍首相は、立て板に水で返答ができるわけだ。記者クラブのおぜん立てによる、予定調和の記者会見である。これでは、安倍首相の言いたいことだけを伝える、宣伝のための会見になってしまうではないか。記者会見は、記者が丁々発止で問題点への回答を、政治家に迫る場であるはずだ。

我々は、この調子で、政権の流したい情報だけを見聞きさせられているわけだ。マスコミは、その存在理由を失っている

で、豊洲新市場問題も、都庁詰めの記者クラブの面々は一体これまで何をしてきたのだろうか。マスコミは今になって盛んにあら捜しに忙しいが、莫大な予算をつぎ込んで建てられた新市場の設計の段階から、情報に接することができたのは、記者クラブの記者たちだったのではないか。土壌が汚染されていた場所に、食物の市場を建てることには大きな問題が起こることは、素人でも分かる。そこをなぜこれまで、行政や政治家に突っ込まなかったのだろうか。様々な行政案件の背後にある問題まで明らかにするのが、マスコミの使命なのではないか。それをしないのであれば、都庁・都議会付属の宣伝機関でしかない。

政権と行政の宣伝担当としてのマスコミは要らない。

コメント

記者のレベルの問題

要するに記者のレベルの問題と云うか記者のレベルが低すぎて
話しにならない気がする。
これは政治記者だけではなくて他の芸能であれ社会問題であれ
質問自体が幼稚過ぎるのが多くみられる。
要はは記者の質の問題では??

Re: 記者のレベルの問題

記者クラブという制度の問題だと思いますね。ニューヨークタイムズの東京支局長が、こう述べています。

「記者クラブは官僚機構と一体となり、その意向を無批判に伝え、国民をコントロールする役割を担ってきた。記者クラブと権力との馴れ合いが生まれており、その最大の被害者は日本の民主主義と日本国民である。」

記者クラブの問題が大きいと思います。

ハバナでのこの記者会見は、記者クラブがおぜん立てしたものではなかったかもしれませんが、政権サイドとマスコミのなれ合いが見られました。質問記者、質問内容が事前に決められた記者会見は、恥ずかしくないのでしょうかね。いわば、カンニングをしている、させている、ということですから。

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