Building A House in Santa Barbara by Merle Parten  

Merle K6DC ex W8BWC W6ULSのことについては、過去に何度かこのブログで記した。ここから始まる三回の連載もそのひとつ。彼は、私にとってelmerの一人であった。

彼に以前"Building A House in Santa Barbara"という本を送っていただいたことがあった。ちょっとおかしなタイトルだなと思って、数ページめくっただけで、本棚のどこかにしまい込んでしまった。その本が先日ひょっこり目の前に現れた。こちらが、そのタイトルページ。

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この著作は、彼の自伝のような内容だ。冬寒く厳しいミシガンからカリフォルニアに憧れ、カリフォルニアのなかでももっとも温暖で美しいサンタバーバラに移り住み、そこで家を建てるまでの様子が記されている。実質は、彼の自伝であり、大恐慌前後に青春時代を送り、自らの探求心と熱心さで人生を切り開いてきた彼の人生が分かりやすく記されている。1995年に、この本を私に送ってくださったことが、前書きの部分に手書きで記された文章によって分かる。彼とは都合三回お目にかかっている。その経緯は上記の以前のポストに記した。口数は少ないのだが、あたたかな人柄の方だった。この本を読んでいると、あたかも彼の自宅の居間で直接お話を伺っているような気持になる。

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これは、私がJH0FBHとともに、彼と奥様をサンタバーバラに訪れた前後に撮られた写真だ。彼の家は、出来立てで、ちょうどこのように見えた。白壁の美しぃ建物だ。私たちが訪れたのは確か1987年のことだった。ご夫妻の画像は、スキャン映像なので映りがよくないが、品の良いあたたかなご夫婦だった。

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彼はどうも最晩年に鬱に罹り、自死を遂げられたと風の噂に耳にしたのだが、詳細は今も分からない。どのようなお気持ちで最晩年の時期を過ごされたのだろうか・・・。

Googlemapで彼の家のあった辺りを探してみたが、それらしき建造物は見当たらなかった。彼の家の西側にひろがるかなり急峻な下りの土地、そこに彼は7メガの固定のビームをワイアーで張り、秋冬の夜長(こちらの時間で)ヨーロッパ・アフリカと堂々たる信号で交信していたものだった、が今はその跡はない。サンタバーバラに住んでいた当時のOTたち、W6THN、W6GTI、W6PM等もみな過去の人となった。時間が経ったことを改めて思う。この本を手にしながら、その良き時代に思いを馳せた。

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