米国大統領選 

CNNによる米国大統領選の出口調査、こちら。気の付いたことを箇条書きで記す。

先のポストで、白人中低所得層が、Trumpを支持したのではないかと記したが、白人、とくに男性で中低所得層よりもむしろ比較的高所得層の支持が大きかった。年齢層では、若年はクリントン、中高年がTrump

Clinton支持は、高学歴層に多い。また、都市・都市近傍の生活者に多い。Trump支持層はその逆。

両者ともに好きではない、という人がかなり多くおり、積極的な支持というよりも、ネガティブな選択であったケースが多そう。Trump支持に回った理由の一部は、Clintonが嫌いだからということだったようだ。

Trumpに投票を決めたのが1週間以内という人が総体的に多く、FBIのメール再捜査発表が、結果に影響した可能性がある。

Trumpを支持した理由で圧倒的に多いのは、移民問題とテロ対策。その点で、オバマ政権に大きな不満を抱いていたようだ。

キリスト教の熱心な信者がTrumpを支持した。

投票者数はClintonの方が20万人超多かった。なのに、間接選挙のなせる業で、大差でTrumpが勝利した。

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実質、二人の候補者の一騎打ちだったので、双方の支持層が分かれるのは当然だが、移民・テロ問題がTrump支持の大きな理由だったようだ。マイノリティへの態度の違いが、支持の背景として大きい。白人中高年齢層にTrump支持が多いことは、アメリカ社会の人種差別の否定に反感を抱いた、これまで比較的豊かな生活を送ってきた層がTrumpを支持したという可能性が高い。上記では触れなかったが、「changeを求める」という抽象的な支持理由が、Trump支持者に多い。テロ対策、ISISへの対応がうまく行かないと、すぐにTrump支持が批判に回る可能性がある。さらに、これまで豊かな生活を送ってきた層がTrumpを支持しているということは、その層が様々な意味で生活レベルの維持に不安を抱いていることを想像させる。

Trumpは、国内、国外に喫緊の対応を必要とする問題をかかることになる。その評価は思いのほか早く出る可能性がある。

また、Trumpがおそらく選挙戦術で用いた、マイノリティへのヘイト、それに排斥は、米国の国内を分断した。これが、この選挙戦の残した最も重大な問題のようだ。その分断は、おいそれともとには戻らないことだろう。多様性を認め、それを社会的なエネルギーとしてきた米国社会の今後が注目される。

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