TPPは発効せず 

米国では、トランプ次期大統領の意向もあり、TPPを批准しないことに決まったようだ。で、当然のことながら、TPPは発効しないことになる。次期大統領候補だったクリントンも、TPPは反対、ないし大幅な書き換えが必要だ、というスタンスだった。安倍政権は、どうしてTPPの発効に前のめりになっていたのだろうか。TPPは、国民のためではないのは以前から記してきた通り。TPPの内容を決定した、グローバル大企業のためだった。大幅に好意的に見れば、大企業が潤えば、わが国の経済的成長が実現する、と考えていたのだろう。だが、国民の生活は窮乏化することは必至で、一番の課題である内需振興にはならない。国の枠組み・制度までグローバル化させるTPPは、成立しないことが正解なのだ。安倍政権が大企業にしか目を向けていないことがはっきりした。

トランプは、TPPを破棄し、かわって二国間交渉で自由貿易協定を結ぶ意向らしい。彼は、生来のビジネスマン、ありていに言えば、貪欲な商売人だ。貿易協定、安全保障条約の履行等で、きわめて厳しい態度で、わが国に臨んでくる可能性が高い。彼が目指すという、「偉大なアメリカ」は、世界から富を集め、自国だけが潤う国家だ。そのためであれば、何でもやることだろう。ロシアと手を結び、イランとの核開発合意を反故にし、IS殲滅のために軍事行動をさらに強める。中東の戦火はますます拡大するだろう。テロリズムも、それにともない酷くなる。こうした軍事に肩入れする方針は、軍産複合体のためである可能性が極めて高い。

安倍首相は、トランプをきわめて有能な指導者と絶賛したらしい(事前にはクリントンとしか会談しなかったのだが 笑)。さて、現政権、それに米国べったりの外務、経産官僚は、どのように対応することだろうか。

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