新年を迎えて 

頌春

昨年は、post truth politicsに明け暮れた一年だった。この背景には、様々な要因があるのだろうが、一番の原因はグローバリズムの猖獗だろう。自由貿易体制にはメリットもあるのだが、現在のグローバリズムは、結局巨大資本が世界を利潤追求の場にするシステムになっている。それへの反発が、人々を反グローバリズムないしその変形の国家主義を主張するポピュリズム政治家への支持に向かわせている。思想、宗教、人種、南北問題等がからみ、今後とも、混沌とした状況が続くに違いない。安倍晋三首相のpost truth振りは、口をあんぐりさせるほどだ。こちら。だが、彼のマスコミ・自民党支配によって、問題にされず生き残っている。これも結局国民の支持があるためだ。やがて、そのツケを国民が支払うことになる。

わが国は、少子高齢化社会が現実になっており、経済成長なぞ望めない状況なのに、まだ旧態依然とした国家財政政策が採られている。マネタリーストックが上がり続けても、景気が「回復する」ことはない。日銀が買い取るべき国債が底をつき始めると言われている。金利が上がると国債の価値は下がる。すると、国債を大量に抱え込んだ日銀の信用は大きく毀損され、国債利払いは激増する。オリンピック景気で当面は経済が持つかもしれないが、急激な破綻状況がいつ来るか、確定できないが、来ることは確実だと思える。

医療法人の売り上げ上位50法人のうち、19法人は赤字経営であることが先ごろ東京商工リサーチから公表された。この数は、急激に増えている。これは社会保障に国が予算を回さなくなったことが原因だろう。これはますますひどくなる。結局、公的保険診療から外れ自費診療分野にシフトするか、人的集約産業であることから人件費をさらに削るかのいずれかしかの道を取らない限り、医療機関は生き延びることができない。これは、医療機関の危機であるのみならず、国民の医療を受ける正当な機会を奪うことに他ならない。医学部が現在空前のブームになっているが、それもやがて去ることだろう。また、優秀な若手医師は、海外に雄飛することになるに違いない。MRIC、こちら参照。

新年早々、あまり喜ばしくないことを列挙したが、現実は、この通りなのではないだろうか。戦後73年目に入る今、これまで「戦争」を経験してこなかった我々は、全面戦争という形ではない、戦争に巻き込まれることになるのかもしれない。その破局を避けるべく努力をすることと、のちの世代により良い世の中を残せるように努力してゆきたい。

コメント

今の時代を生きる覚悟

 Shin様、主にあって、新年のご挨拶と、お慶びを申し上げます。
 Happy New Yearを読んで、ご兄弟が集まられて歓談のひと時を持たれたのを知り、涙が滲みました。本当に、貴重な人生の一齣です。
 私は、「時間」も神による創造と思っており、私たち被造物は、時間と空間という縛りから、この被造世界に存在する限り自由ではありません。しかし神ご自身は、「今おられ、かつておられ、やがて来られる方」と呼ばれ、時間から自由で、神にとっては、すべてが「永遠の今」なのではないか、と思うのです。「永遠」とは、決して時間の延長ではなく、決してすぎさることのない、今(現在)に生きる?存在することではないか、と。
 復活をパウロは、朽ちる者が朽ちない者に変えられると言っていますが、神が主イエス・キリストを通して、私たちに備えておられる救いは、このような中に私たちも入れられることなのではないか、と。その時、私たちは、あいする者との再会の中で、かつて私たちのとって過去であった地上での出来事も、「永遠の今」の中でどのように形状態からわかりませんが、享受できるのではないか、と想像して、楽しみにしています。
 とりとめもなくも普段自分が考えていることを述べてしまいしまた。母を送って、一層再開の「その日」が待ちどおしくなってまいす。
 今年もよろしくお願いします。

Re: 今の時代を生きる覚悟

コメントをありがとうございます。

仰られること、なんとなく理解できるような気がします。この「なんとなく」という形容が、私の未熟さというか、信仰の世界から離れてしまった者の立ち位置を自ら明かしているようでもありますが・・・。

親しい者との、完全な形・・・永遠の相の下・・・での再会が叶うことは、キリスト教信仰に生きる方にとっては、大きな励みなのでしょう。時間・空間の頸木から解放された世界での再会・・・たしかに、久しぶりのあの快活な集まりは、私にそうした希望を再び抱かせるのに十分な機会ではありました。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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