トランプ・反トランプ運動 

二日前ほどから、CONDXが明らかに上昇してきた。NICTの太陽活動記録、予測からも、それが確認できる。こちら。ただ、この予測が正しいとすると、今年の秋からは、太陽黒点数、F10.7ともに、これまでより低下する可能性が高い。今サイクルの最後の輝きか・・・せいぜい、オープニングを楽しむべきだろう。

14メガで朝からCQを出すが、応答があまりない。呼ばれても、極端に弱いか、コンテストスタイルの交信ばかりだった。最後に、旧友のAlan KF3Bが呼んでくれた。先日7メガのLPでお会いした時よりもよほど強い。589程度。信号がwobblyだと報告すると、その単語は人柄の形容にも使うので、彼自身のことを言っているようだと彼は笑っていた。

Alanは、のっけから、新しい大統領が就任して喜んでいる、彼ほどclassyな大統領はいない、これで米国も安泰だ、と普段あまり話をしない、政治論議を始めた。少しとまどって、私は違う感想だ、トランプの経済政策は、ラストベルトの雇用、経済状況を改善しないだろう、あの地域で雇用が失われたのは、企業の海外移転ではなく、オートメーションの普及、石炭の利用の低下で人員削減されたためなのではないか、また輸入品に重い関税がかけられると、部品を海外に頼る米国企業自体が困るのではないか、と申し上げた。

それへの返答、100%同意だ、とのこと。最初の彼の議論は、皮肉だったとのことだった。あまりにsophisticateされた皮肉は、私には通じないのだが・・・。

いずれにせよ、彼の経済政策、保護主義は、ほどなく破綻する、その際に、国民の支持を維持し、また軍産複合体の利益のために中東辺りで戦争を始めるのではないか。現に、彼は、イスラムテロ組織の軍事的な殲滅、軍備の際限なしの拡張を主張している。また、ロシアの選挙干渉は、米国の民主主義への重大な脅威のはずだが、共和党がそれをあまり問題視しないこともとても心配なこと、と申し上げた。

政治の話は、emailでという彼の申し出で、議論はそこまで。それにしても、米国、否世界中での反トランプの動きは凄まじい。トランプ、それに政府のスポークスマンは、メディアが、大統領就任式の様子を正確に伝えていないと、恫喝するような発言をしている。参加者の反トランプの集まりとの比較、過去の大統領との比較をしているらしいが、どうみても、トランプ、スポークスマンの言っていることはpost truthだ。あの嘘を平気でつき、マスメディアを恫喝する姿勢に、端的にトランプの大統領としての資質が現れている。

この世界中に広まる反トランプ運動について気がかりなこともある。トランプは、米国の「現在の」制度で選出された大統領だ。それを、こうした運動で直接引きずり降ろそうとすることに一抹の不安がある。彼の登場によってファシズムへ世界が傾斜する危機意識が、それほどあるのだとは思うのだが、選挙制度を反故にすることは民主政治を反故にすることにつながりかねない。

まずは、国民の投票行動を反映しない選挙制度を改めること、さらに、こちらがより重要だが、ロシアからのハッキングによって何が起きたのか明らかにすることが重要ではなかろうか。後者が明らかになる過程で、トランプとプーチンの結びつきも明らかになる。そのうえで、犯罪的な行為があったら、大統領を弾劾すれば良いのではないか。共和党が過半数を上下院で占めている現状で、そのようなことは不可能ではないかと言う方がいるかもしれないが、それこそ国民運動で共和党議員を動かすべきなのではないか。これは、トランプをデモ等で直接引きずりおろそうとすることとは違う。民主政治がないがしろにされてきた帰結なのだろうが、国民の側が、民主政治の原則に従わないのは、(少なくとも、現状では)不味い。

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