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基礎的財政収支の推移 

わが国の基礎的財政収支の推移をこちらで見ることができる。2009年度に、前年のリーマンショックの影響を受けて、大きな落ち込みを見せている。当時、わが国にはサブプライムローンを証券化した商品はそれほど入り込んでいなかったが、地方を中心に経済は大打撃を受けた。他の先進国と比べても、その影響は甚大だった。

その後、安倍政権が誕生。アベノミクスという名をつけて、金融緩和、財政出動の自民党的政策を極限まで推し進めた。基礎的財政収支は、リーマンショック以前のレベルにようやく戻っただけである。これは2009年から2010年にかけての激しい落ち込みが、自然にリバウンドしたためだろう。莫大な金融緩和を行った効果が出ているとは言い難い。アベノミクスは、特に何も見るべき効果がなかったことが分かる。

アベノミクスという政策が残したものは、カブと一部の不動産のミニバブルである。小金持ちの中高年が、アベノミクスを支持している。資産バブルの維持のために、年金資金がこれまでの数倍の規模で投入されている。年金は、将来大幅に減らされることが決まったようなものだ。

安倍首相は、国会の論戦で、常に「(旧)民主党政権時代と比べて」アベノミクスの成果が云々と声高に言う。だが、すでに安倍政権になって5年経っている。アベノミクスは道半ばと胡麻化さず、現実を直視し、自らの政策のもたらしているものを反省すべきだ。

安倍首相は、云々を「でんでん」などと読み間違えている暇はない。

以下、引用~~~

20年度に赤字8.3兆円=基礎収支、黒字遠く-内閣府

2017年01月25日 19時17分 時事通信

経済財政諮問会議で発言する安倍晋三首相(右手前から2人目)=25日午後、首相官邸
 内閣府は25日の経済財政諮問会議に中長期の経済財政に関する試算を提出した。政策的経費を借金に頼らずに税収などでどこまで賄えるかを示す基礎的財政収支は、年3%以上の高い名目成長が続いた場合でも、2020年度に国と地方を合わせ、8.3兆円の赤字になると見込んだ。税収が想定ほど伸びず、赤字額は16年7月時点の試算の5.5兆円から悪化した。
 安倍政権は18年度に基礎的財政収支の赤字額を国内総生産(GDP)の1%に抑え、20年度に黒字化する財政健全化目標を掲げている。15年度の実績は15.8兆円の赤字。黒字化は遠のき、財政再建は一段と難しくなった。 

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