南スーダン内戦「壊滅的規模」に 

発展途上国の戦闘を抑えるために、武器供給を外から行わないことが即効性のある対策だ。

昨年秋、内戦状態にある南スーダンへの武器禁輸をするための国連決議が上程された。米国等が提案した決議だ。だが、わが国は、その決議を「棄権」した。実質、反対の意思表示である。南スーダン政府へ遠慮したためだ、という。

これは何度もこのブログで取り上げてきたことだが、安倍政権は、南スーダンへ平和をもたらすことは二の次のようだ。安倍政権は、同地へのPKO派遣を続けることだけが目的らしい。現地の人々の生命が失われ、さらに派遣された自衛隊員の生命が危機にさらされていることには、我関せずである。下記のニュースに示す通り、国連が、南スーダン内戦が壊滅的な状況になることを警告している。安倍政権が顔色を窺っている政府軍が、とくに悪辣な軍事行動を取っているらしい。

PKO派遣の実績作りだけでなく、むしろ自衛隊員に犠牲者が出ることを、安倍政権はひそかに望んでいるのではないか、と思える。犠牲者を靖国に祀ることで、日本を戦争する国家へ引きずり込むつもりがあるのかもしれない。犠牲者が出ればそれが既成事実化し、靖国へ犠牲者の「英霊」を祀ることにより、国民を靖国を中心にまとめることができる、と読んでいるのかもしれない。

これまで矢継ぎ早に制定・確認された安保法制、集団的自衛権行使容認、秘密保護法等と、現在進行中の、共謀罪法案制定すべてが、わが国を戦争と国家主義への道に進めているように思えて仕方がない。

以下、引用~~~

2月16日付AFP 南スーダン内戦「壊滅的規模」に、収拾つかない恐れを国連が警告

【2月16日 AFP】南スーダンの内戦が「民間人にとって壊滅的な規模」に達しており、さまざまな民兵集団の台頭によって事態の収拾がつかなくなる恐れがあると警告する機密報告書を、国連(UN)が安全保障理事会に提出していたことが分かった。戦闘が何年も続くことになると警鐘を鳴らしている。

 その上で報告書は、「スーダン人民解放軍(SPLA、政府軍)や反体制派の緩い指揮命令下で次々と民兵集団が台頭し、組織の分裂や支配地域の移動が広がっている。こうした傾向が続けば「いかなる政府の統制も及ばない状態がこの先何年も続く恐れがある」と警告している。(c)AFP/Carole LANDRY

 アントニオ・グテレス(Antonio Guterres)国連事務総長は、AFPが14日に入手した報告書の中で「記録的な人数」の民間人が自宅のある村や町から逃げていると指摘。集団的な残虐行為の危険が「現実に存在する」と述べている。
 厳しい内容の報告書に先立ち、グテレス事務総長は先月、3年に及ぶ内戦の終結を目指して南スーダンのサルバ・キール(Salva Kiir)大統領や地方の指導者らと会談していた。

「(南スーダン)国内では各地で治安状況が悪化の一途をたどっている。長引く紛争と暴力行為がもたらす影響の大きさは、民間人にとって壊滅的な規模に達している」と、グテレス事務総長は述べている。

 報告書によれば、内戦に関与する全ての当事者が高圧的な軍事行動を展開しているが、特にキール大統領に忠誠を誓う政府軍は「毎日のように家屋や人々の暮らしを破壊している」という。

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