米国の友人が北朝鮮の問題を身近に感じ始めたようだ 

最近の交信で印象に残ったのは、北朝鮮のミサイルを心配しているということを、二人の友人からほぼ同時に聞いたこと。W7MBR、Daveと、W8ZR、Jimである。二人ともあまり政治的な話題を振ってこない方々であり、彼らからこの話を聞いて正直驚いた。わが国では、どのように皆が受け止めているのか、という質問もあった。心配はしていると思うが、以前からのことなので、それほど突き詰めた議論にはなっていないようだ、とお答えした。もし、金正恩がミサイルによる核戦争を仕掛けてくるなら、それは自らが自殺する決断をしたときだろう。すぐにそうはならないのではないか、とも申し上げた。

もう一つ、どちらかだったか忘れたが、付け加えたことは、2000年代以降10数年、米韓軍事演習を定期的に続けているが、その軍事演習の米軍の目的は、明確に金王朝を倒すことにあると述べられている(以前のポストに述べた)。そうやって、北朝鮮側を追い詰めるのはよくないのではないだろうか、ということだ。北朝鮮はますます先鋭化する。中国は、北朝鮮がすぐに潰れるのは困るという立場だろう。だが、現在の非人間的な政治を行い核ミサイルによる軍事化を進める北朝鮮は、大きな東アジアの不安定要因だから、中国に働きかけて、北朝鮮を経済的かつ政治的に締め上げることが必要だろう、ということだ。

大体において、わが国のミサイル防衛システムは作動するのか。北朝鮮がミサイルを日本海に発射するときに、EEZ水域に着水するのであれば、ミサイル防衛を発動しても良いのではないのか。イージス艦からのSM3が、それを担当することになると思われるが、発射されたことはない。ミサイル防衛システムの精度に問題があるためなのではないだろうか。BMDの問題は以前に記した。こちら。ミサイル防衛システムの精度については、毀誉褒貶がある(こちら参照)ようだが、どうも実際に発動されぬことをみると、わが国の当局がその精度に確信を持てぬためなのではないだろうか。米国内でも、ミサイル防衛システムの精度について否定的な意見を述べる方もいる。巡航ミサイルになると、対処方法はさらに難しくなる。こうしたミサイル防衛に巨額の投資を行い、さらに北朝鮮を含めた(実際は、中国)近隣諸国との軍拡に突っ走るだけの余力はわが国にあるのか。むしろ、外交努力で緊張を緩和すること、軍縮への動きを作ることが大切なのではないのか。北朝鮮のように予測不能の行動を取る国に対して、最小限の備えをする必要があるが、米国の言うがままに正確性の保障されぬミサイル防衛網を大金を支払って構築するのは、愚かなことだ。

北朝鮮が核弾頭付きのICBMをどうも配備しそうだということになって初めて、米国の人々も北朝鮮問題を身近な問題に感じ始めているようだ。議論の最後に彼らに言ったこと・・・トランプ政権のNSAメンバーでありチーフストラテジストでもある Steve Bannonが、もっとも危険な考えの持ち主であるように思える、ということ・・・。彼は、キリスト教社会と回教徒社会の戦争が起きつつある、起こすべきだという明確な考えを持つ。世界の破壊を目指すべきだ、という黙示録的な思想の持ち主だ。彼は、fake newsを垂れ流す極右のBreitbartの会長でもあった。彼は、核戦争を引き起こすボタンに一番近い距離にいる人物の一人で、安全保障政策についてトランプに絶大の影響力を持つ。私の考えに、お二人とも同意してくれたのだったが・・・。

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