銃剣術について 

新指導要領で中学校の体育武道選択科目に入れられた、銃剣術。2月に文科省が、この銃剣道の導入についてパブコメを公に求めた際に、「数百」の導入賛成意見があったために、導入されたという。行政のパブコメにはこれまで何度か意見を送ってきたが、その方向で採用されたことはなかった。数百のオーダーで賛成意見があると導入が決まるというのは、何か出来レースの感じがしないでもない。髭の隊長の異名を持つ佐藤参議院議員は、自衛隊の出身なのはよく知られているが、彼は、自衛隊で訓練に用いられているこの銃剣を中学校の教科として採用すべきだ、と主張していた。

木製の銃を相手の「喉、左胸、小手」等に「突き刺す」剣術らしい。喉、左胸は当然急所である。基本的に、直接的に相手を殺すことを目指す。だからこそ、自衛隊の訓練に取り入れられているのだ。銃剣の経験者は、のど、左胸等を突くため、結構けがが多いと述べている。これは、未確認情報だが、中学校の剣道では、「突き」は禁止されているとネットで述べている方もいた。どう考えても、私には、剣道のように、精神性を涵養するための武術には見えない。「殺し、殺される」のをスポーツの形をとって模擬体験する運動にしか見えないのだ。

銃剣道導入賛成の方は、これは軍隊で用いられる銃剣術とは異なるスポーツだ、ときっと主張されるのだろう。だが、自衛隊で訓練に用いられているという、殺人を直接の目的とするこの「武道」を、中学校で教える、教育に取り入れるのは、やはりまずいのではないだろうか。

繰り返し言おう、お子さんをこれから育てようとされる方、育てている方、気が付かないうちに、とんでもない方向に子供たちが連れていかれようとしている。国家神道のプロパガンダたる教育勅語を教育現場に導入しようという勢力と同じ人々が、銃剣道を教育現場に導入しようとしている。それでよいのか、と尋ねたい。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/4638-c368fdb9