暗記受信の訓練方法;単語間スペースの重要性 

暗記受信の訓練方法について、このブログでも何度か取り上げた。試しに、暗記受信、訓練でこのブログ内の検索をしてみると、いくつかヒットする。こちら。このなかでも、2014/8/23の「如何にしてCWを読むか」が、今のところの私の考えのまとめだ。ワーキングメモリーセオリーを当てはめて、そこからより深く分析し、進展させるのが、現在の課題だ。

ある方から、実際の訓練方法について質問を頂き、上記に記したことと、「モールス通信」(CQ出版)に記したことを合わせて回答とさせて頂いた。実践的な訓練で、強調すべきことは、単語の間のスペースを大きく取ることが重要だということだ。

受信するプロセスを改めて考えてみると・・・

文字・・・これは符号とアルファベットの一対一対応であり、符号を覚えることにつきる。実際の受信では、この段階は無意識に近い状態でなされる。  

単語・・・問題はここだ。単語を正確にコピーし、その意味を把握することが以下のプロセスを進める上で大切になる。単語単位で意味を取るわけだから、単語と単語の間を十分空けてもらうことが、受信練習では有効だ。単語のスペルを把握し、その意味を考えているうちに、次の単語が送られてきてしまうことが、ビギナーの時代には必ず起きる。従って、単語間のスペースを空けてもらうことにより、単語の意味の把握がより容易になる。

英語の知識が増えてくると、単語のスペルの一部分を聞いただけで、その後のスペルが予測でき、したがってその単語を早く把握することができるようになる。英語の最低限の知識が必要になるのは、一つにはこれによる。

少し上達してくると、文脈上次に来るであろう単語の予測もつくようになる。

文章・・・意味の理解できた単語の羅列と、その時制、疑問形・仮定法の有無などから、文章の意味を理解することになる。これは、次の文脈の理解とも関係してくる。過去に送られてきた文章、文脈から、現在受信している文章の意味の把握がより強固になる。逆に、現在の文章から、過去の文脈の理解の妥当性が検証されることになる。

文脈・・・最終的には、過去の文脈と、現在送られているメッセージの文脈を総合して理解することになる。この際に、キーワードをメモすることも大切だろう。

ヒトの記憶力のバッファーは、限られている。だが、こうして「意味を理解する」ことによって、記憶のバッファーは大きく増えるわけだ。

以上、当たり前と言えば当たり前の受信の解析をしてみた。単語間を空けてもらうことで、受信能力は飛躍的に増大し、それが将来の高速CW受信につながる。

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