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大淀病院事件民事提訴 

奈良県立大淀病院の事件で、遺族は、町と主治医を民事提訴した。

母体を救命できなかったことは、残念なことだったが、これまで明らかにされた情報では脳幹部の大出血であり、救命はもともと難しかったケースのようだ。当初、子癇との鑑別の問題もあったが、大淀病院で対処し難い症例だった。

また、19の医療機関に受け入れを「断られた」と報道されているが、これも正確さを欠く。産婦人科・新生児集中治療・麻酔科等のスタッフが十分いて、このように母児ともに深刻な状況にあるケースを対応できる施設が、国立循環器センターしかなかった、他の施設では「受け入れることが不可能だった」ということだ。「断った」のは事実だろうが、それだけでは、正確な報道と言えない。

町と主治医を提訴したらしいが、何故病院ではないのだろうか。病院の管理体制・産婦人科の診療体制が問題になるはずで、提訴するならば、病院相手にすべきではないのか。

このケースが、民事提訴されることだけでも大きな衝撃だが、万一、被告側が負ければ、地域医療の産科医療は文字通り不可能になるだろう。この事件の毎日新聞のスクープが、この病院のみならず、奈良県南部の産科医療を「ゼロ」にしたことを忘れてはなるまい。

この裁判に注目をし続けて行きたい。

以下、NHKニュースより引用~~~

この問題は去年8月、奈良県大淀町の町立大淀病院で、高崎実香さん(当時32歳)が出産中に脳内出血で意識不明となり、ほかの19の病院に受け入れを断られて大阪の病院まで運ばれた末、8日後、死亡したものです。訴えを起こしたのは、夫の晋輔さん(25)と、実香さんが意識を失った中で出産した長男で生後9か月の奏太ちゃんです。訴えによりますと、実香さんには頭痛やおう吐に続いて突然、意識を失うなど脳内出血を疑わせる兆候があったのに、産婦人科の主治医は詳しい検査を行わず、転院を決めるまで少なくとも1時間半、放置したと主張しています。そして、医師の対応の遅れが容体を悪化させ、死亡につながったとして、病院を運営する町と主治医に損害賠償を求めています。原告の晋輔さんは、請求した金額は明らかにしませんでしたが、記者会見で「今一度、真実をはっきりさせてミスを認めていただき、謝罪してほしい」と話しました。訴えについて、町立大淀病院の原育史院長は「今後、司法の場で明らかにしていきたいと考えています」というコメントを出しました。

コメント

医師個人への損害賠償ですか。。
20年以上にわたり、この地で産科医療に携わってきた、この老齢の先生の人生の最後に止めを刺すような一発ですね。

「真実をはっきりさせてミスを認めていただき、謝罪してほしい」といってもねぇ。ミスでなければ認めようもないと思うのですが。

事実関係をはっきりと知っているわけでもありませんので、この裁判の行方を注視していきたいと思います。

産科医なんてなるもんじゃない、とやはり思ってしまいます。こんなことを書いていると、きっとプロ市民の皆様にはプロ意識の欠如した医師と思われるのでしょうね。

仰る通りですね。m3で診療情報がアップされたのを、町の条例違反で告訴するという話かと思いきや、民事での提訴になって、驚かされました。

こうなったら、裁判で、何が起きたのかを徹底して明らかにして行って頂きたいと思いますね。

どのような医師が、どのように鑑定したのかも、是非知りたいところです。

大きく脱力させられたニュースでした。

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