『都民ファーストの会』 

東京都の民主党のボスだった長島氏が民主党を離党した。その配下の都議も民主党を離党する。これで、都議会で民主党の議員がいなくなるのではないかと言われている。

都議選が近いので、勢いのある小池新党「都民ファーストの会」に合流する積りなのだろう。だが、それで良いのか。都民ファーストの会は、綱領も何もない。都民を第一にというスローガンだけと言ってよい。このスローガンは何も言っていないに等しい。小池氏の過去の政治経歴を見ると、日和見的な政治行動をとる、ガチガチの右翼的な思想の持主であることが分かる。一頃、彼女は、わが国の核武装を主張し、某カルト教団の候補者と一緒に国会議員選挙を戦った人物である。結局、注目を集める、この新しい政党は、自民党に吸収されて終りになるのではないか。

小池都知事の戦略は
1)都議会自民党という敵を設定し、それを守旧・利権勢力として攻撃する
2)都民ファーストという単純なスローガンだけ 他に政策は明示しない 
3)オリンピック・築地移転の問題を取り上げ、そこで守旧派と言われる人物・政党への感情的な攻撃をしかける
4)都議選候補者には芸能人を多数動員 知名度から、大衆受けを狙う
といったところか。

大衆の感情におもねることが主たる政治戦略になっており、典型的なポピュリズム政治である。

政治の現状に潜在的な不満があり、さらに自分の存在基盤が脅かされているという意識の大衆に迎合するには、この戦略が奏功する。だが、残念なことに、こうしたポピュリズムは本当の改革をもたらさない。

選挙民の方が、もっと政治的に成熟しないと、こうした一見改革派のポピュリストを見分けるのは難しいのかもしれない。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/4674-13f05a7a