シリア空爆を断固支持する安倍政権の愚かさ 

米軍のシリア攻撃は、アサド政権がサリンを用いたと断定して行ったものだ。その可能性は高いのかもしれないが、米国は、その明確な根拠を提示していない。さらに、国連安保理に諮ることなく、独断での軍事行動だ。国際法に違反する可能性がある。背景にあるのは、トランプ政権の浮揚策としての意味合いだろう。実際、以前のポストに記した通り、米国では国民の多く、マスコミ、それに民主党までもが、この軍事行動を支持した。アフガン、イランで米軍の関与がどのような後遺症をもたらしたか、まだ学習していない・・・というか、軍事行動が国民の支持を得るための強力な手段であるという甘い誘惑に、米国の指導者は勝てないように見える。NSCメンバーから外れたようだが、スティーブ バノンのような対イスラム強硬派が、トランプ政権内部で確実に力を持っていること、ティラーソン国務長官のようにオイルメージャーと深い関係を持つ閣僚がいることも、この攻撃に関係しているかもしれない。米国がシリアに軍事介入の度合いを強めた後で、どのようにして収拾する積りなのか、具体策は米国にはない。米国の安全保障の脅威だとして、このシリア空爆を行ったという表面上の説明に唖然とさせられる。

それを一番乗りを競うがごとく、このミサイル空爆を支持したのが、安倍首相だ。シリア空爆に対する後方支援を行うことを否定しない=肯定しているのが、無能な稲田防衛相だ。空爆でシリアの問題はさらに深刻になること、シリアへの軍事行動に加担することがわが国にとって不利益をもたらすことを、ともに全く分かっていない。愚かなことだ。

集団的自衛権行使として、シリアに自衛隊を赴かせる積りなのだろうか。要するに、自衛権などとは程遠いことで、米国政府の言いなりなだけだ。

以下、引用~~~

米シリア攻撃で稲田防衛相、“後方支援”否定せず

2017年04月10日 19時16分 TBS
 アメリカ軍がシリアに行ったミサイル攻撃に関連して、稲田防衛大臣は、将来的に日本でおととし成立した、安保法制に基づいて、後方支援を行う可能性を明確に否定しませんでした。
 「今後の米国の対応について予断をすることや、米国からアサド政権の打倒に対する協力を求められた場合といった仮定の質問にお答えすることは差し控えたいと思います」(稲田朋美 防衛相)

 一方で、過激派組織「イスラム国」に対する軍事作戦の後方支援については、これまで通り、「考えていない」と否定しました。(10日17:04)

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