利益率14% 

かるい逆流性食道炎との診断のもと、時々ヒスタミン拮抗薬を購入して内服することがある。良く効く。先日、OTC薬を薬局に買いにでかけて驚いた。公定薬価が一錠20数円の同剤が、一錠150円ほどするのだ。公定薬価が原価割れをしていることはあり得ない。ジェネリックだとその半分程度になるはずだ。OTC薬がいかに暴利だかが良く分かる。胃炎、胃潰瘍のOTC薬で、安価なものといえば、旧来の胃酸中和剤だ。こちらは、リバウンドも起きやすく、効果は長続きしない。お金のない患者は、こちらを使えということだろうか。

最近開催された医療費を検討する諮問会議で、比較する薬剤がない新薬の場合の価格設定の方法が公開された。必要な経費をすべて積み重ね、そこに利益率14%を上乗せするらしい。必要経費も製薬企業の言うがままであるので、実質の利益率は、かなり高くなる。製薬企業の言い分は、開発にコストがかかる、ということらしいが、それは程度の差こそあれ、他の製造業でも同じことだろう。オーファンドラッグなどへの配慮は必要かもしれないが、基本的に製薬企業の利益率は高すぎる。

最初に述べた高額なOTC薬も、利益追求を旨とする製薬企業にしたら、当たり前のことなのだろう。製薬企業には多くの官僚が天下りしており、官僚は製薬企業にとって有利な薬価、税体制を設定している。今後、この傾向はますます強まる。

製薬企業のみならず、関連企業・施設が医療で利益追求をとことん推し進めた制度を有するのが、米国だ。その実情を、NPR.comのこの文章が分かりやすく教えてくれる。

わが国の制度も、強固な官僚制があるものの、基本的には医療福祉を利益追求の場にしようという方向だ。米国の凄まじい医療制度と同じものになるのもそう遠くはない。

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