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ルツェルン祝祭管弦楽団による「復活」 

アバドが、ルツェルン祝祭管弦楽団を指揮した、マーラーの「復活」をDVDで観た。

ルツェルン音楽祭は1930年代に始まったもののようだ。学生時代、FMでクラシックをエアーチェック(死語(笑))していたころ、この祝祭管弦楽団の名称は良く耳にした。

「復活」は、文字通り、復活を求める精神的な遍歴を音楽で表現した音楽だ。マーラーの後の交響曲に比べると、病的な部分があまり表に出ていないような気がする。しかし、このテーマは、マーラーが生涯追究したもの。死からの救済を求めて彷徨う様子が描かれている。

メッツォソプラノが、お前が無駄に生まれたのではないことを信じなさいと謳い、その後ソプラノが、いたずらに生き苦しんだのではないことをと歌い継ぐ下りでは、あまりに直裁な表現に驚きつつも、大いに慰められるところだ。マーラーは、音楽の美しさのなかに、自らの救いを求め、表現したのだろう。

オケの演奏は、素晴らしく、アバドも奇を衒うことなく、マーラーの不安と救済の物語を、このオケに謳わせている。2003年夏、アバドが、病を得る前のことだったのか。それと、演奏終了後、舞台上で演奏者達が、演奏の成功を互いに祝福しあうように抱擁しあっている姿にも、ぐっとくるものがあった(こんな所にこころを動かされる私って、単純・・・笑)。管弦ともに、名の通ったソリスト達がいて、熱心に演奏していた。

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