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知らない国から 

アマチュア無線の楽しみ方は、いろいろあるのだが、私にとっては、遠い国にいる普通の人間と話をして、その方の日常・人生さらには、そのバックにある文化や、政治・経済の状況などを知ることが一番の楽しみだ。

ただ、アマチュア無線は、世界各地、特に開発途上国の市民の中にはまだ浸透していないし、言葉の壁の問題もある。それでも、同じ無線を用いて話をする気安さ、ある種の信頼感から、結構本音が聞けることがある。

実際のところ、私が1991年に無線をしに出かけたカンボジアXUの状況について、アマチュア無線のみならず、マスコミからも情報が殆ど入ってこない。国連のPKO活動で日本が、カンボジアに関わった時には、毎日のように情報が入ってきたのだが、マスコミは、国際社会の隣人に目を向けるよりは、直接の利害関係のある国々の情報しか与えてくれない。

それでも、アマチュア無線は、世界各国で生活する市民の実像と、彼らの感じていることを直接聞くことが出来る、大変興味深いメディアだ。

昨夜、14メガで、LZ50DXというヘンテコなコールの局に呼ばれた。旧知のDim LZ1AFが、特別に下ろされたコールで、自分の家から運用しているのだ。Dimは、74歳でセミリタイアした方。無線がとても好きで、特にDXに熱中している。

Dimのお嬢様は、オーストラリアVKに嫁がれ、最近帰郷して今自宅で一緒に生活しているとのことだった。22歳になるお孫さんは、大学を卒業する年で、一緒にブルガリアLZに来られなかったようだ。LZの経済状態について伺うと、貧富の差がますます激しくなっている、彼も11月には75歳になるのだが、まだパートタイムの仕事を続けなければ生活できないと仰る。彼は、無線を楽しめるし、VKにお嬢様家族を訪ねる旅行もしておられるし、経済的に厳しい状況にあるとは思えなかったが、ある程度は本音なのだろうと思う。日本でも、もともと少なかった社会保障関係予算が削られ、貧富の格差が大きくなりつつあることをお話した。この日本での格差社会の到来はOECDが指摘していることでもあるのだが、日本は、開発途上国並みの経済状況になりつつあるのだろう。一頃、CONDXが良いと、聞こえるたびにコールしてくれたDim。過日、テレビで美しい山並みの続くLZの自然を映し出す番組を見た話をしたら、そうだLZには美しい自然がたくさんあると言っていた。LZからのニュースに接することは、こちらでは少ない。また、交信の際には、いろいろとお聴きしよう。

たわいもない交信だが、こうした交信をすると

YOU HAVE MADE MY DAY

と言ってお別れすることになる。

コメント

LZにもCWでラグチューするお相手がいらっしゃったのですか。協力隊でLZに赴任した無線部の後輩が昨年、無事帰国しました。向こうでもネット上で元気な様子を伝えてきておりました。暮らし向きはコメント有りませんでしたが押して知るべしでしょうか。

以前、LZ2KTSという大変強力なクラブ局がコンテストに良く出ていました。28メガがEuに対して使えないコンディションの低調期に21あたりでランニングしていると呼んできては28メガのQSOをトライしよう と言われたものです。こちらから05Zに28.450で 等といって当該時間にそこで呼ぶと必ずといって良いほど呼んできました。コンディションの壁をぶち破ってです。毎回鳥肌が立つ思いでした。最近は出ているのかなあ?

LZ2KTSですか。二昔前くらいの局ではないですか。当時、サフィックスがKで始まるクラブ局が活躍していましたね。最近は、コンテストのビッグガンは2X1のコールだと思います。ハイパワーにビッグアンテナですと、MUFを超えて、電波が到達するのでしょうかね。

LZにもラグチュワー、いますよ。もう一人、LZ1MSだったかしらん、中米V31LZでしばらく出ていた局も、ペラペラです。経済学の大学の先生をしている方らしいですね。共産圏時代は、西側諸国とのラグチューそのものが禁止されていましたが、冷戦が終わってからは、偉大なるラグチュワーがあちこちに現れています。

局数に比して少ないのが・・・日本(笑。頑張りましょう!

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