安倍首相に前川氏をこうやって批判する資格はない 

前川前事務次官が、彼が経験した内閣府からの圧力に対して在職中に何故公然と反対しなかったのか、という批判をしばしば耳にする。安倍首相までが、下記の記事の通り同じ批判をしている。前川氏自身も、それを反省すると言っておられる・・・のだが、果たして、現在のように内閣に批判的な官僚はすぐに辞めさせられる状況で、そうした批判を後になってすることが正しいのだろうか。現に、加計学園獣医学部新設に根拠がないとして強く反対していた、吉田元高等教育局長は辞めさせられ、その後「天下った」早稲田大学教授の仕事も辞めざるをえなくなった。天下り自体に問題はあるが、この文脈で激しい批判にさらされた文科省の官僚は、政府の意思に反したからなのだ。内閣人事局により、官僚の身分を完全に掌握し、自らに都合の良いように官僚を動かそうとする政権に盾突くのは困難を極めたことだろう。後付けで、前川氏が在職中に反対しなかったことを批判するのは、問題のすり替えだろう。そうした批判を許さぬシステムを作った安倍首相本人が、こうして批判をするのを見ると、この方はサイコパスなのではないか、とさえ思えてくる。

前川氏は、小泉政権時代に、義務教育への予算削減に対して反対の意思表明をした官僚だ。彼の発言は、筋が通っている。

日経新聞の最新の世論調査クイックvoteでは、内閣支持率がほぼ半分まで落ちた。20%台。この政権の本質を国民が理解したことを示すのか、見守って行きたい。

以下、引用~~~

安倍首相、前川前次官を批判=「なぜ反対しなかったか」

2017年06月01日 21時48分 時事通信
 安倍晋三首相は1日、ニッポン放送の番組収録で、学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設を「総理の意向」とした文書の存在を認めた前川喜平前文部科学事務次官を厳しく批判した。
 首相は「安倍首相、前川前次官を批判=「なぜ反対しなかったか」

 安倍晋三首相は1日、ニッポン放送の番組収録で、学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設を「総理の意向」とした文書の存在を認めた前川喜平前文部科学事務次官を厳しく批判した。
安倍首相、加計学園から役員報酬=菅長官「何かおかしいか」

 首相は「私の意向かどうかは、確かめようと思えば確かめられる。次官であれば『どうなんですか』と大臣と一緒に私のところに来ればいい」と述べ、当時の対応を疑問視。前川氏が「行政がゆがめられた」と主張していることに対しては、「なんでそこで反対しなかったか、不思議でしようがない」と不満をあらわにした。(2017/06/01-21:48)次官であれば『どうなんですか』と大臣と一緒に私のところに来ればいい」と述べ、当時の対応を疑問視。前川氏が「行政がゆがめられた」と主張していることに対しては、「なんでそこで反対しなかったか、不思議でしようがない」と不満をあらわにした。 

引用終わり~~~

災害速報ドットコムの記事から学んだことだが・・・

私の意向かどうかは、確かめようと思えば確かめられる」と安倍首相が述べた前提として、内閣府の官僚から、前川前事務次官に働きかけがあったことを、安倍首相自身が認めていることになる。

内閣府の官僚は、働きかけ自体を否定しているから、この安倍首相の言は、内閣府官僚を背後から撃ったことになる。



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