『出所不明の怪文書』という言い逃れ 

加計学園獣医学部新設を安倍首相の意向だとして文科省に強要する文書がしばらく問題になっている。首相が、国家戦略特区という規制緩和の行政政策を利用して、身内に便宜を図ったという重大な疑惑の結末を左右する文書だ。

菅官房長官等政府の見解は、「出所不明の怪文書だ、文科省の高等教育担当部門の行政文書には当たらない、出所不明の文書をさらに調査するつもりはない」というスタンスだ。一方、前川前文科省事務次官がその存在を証言し、さらに文科省の現場の複数の職員からも共有フォルダ―にそれがあると証言されている(政府は、内部告発を握りつぶすつもりのようだ。勇気ある職員が、人事異動で政権からひどい扱いを受ける可能性がある・・・これも重大問題)。

出所不明だからこそ調査すべきではないか。出所や、入手経路が明らかでない文書は調べないというのは、それを隠匿するという意思表示と同じだ。行政業務過程を明らかにすることは、行政の公平性、公正さを担保するうえで、必須だ。安倍政権は、それを敢えて行わない。この文書が真正のものであるとなるとまずい、即ち、安倍首相が加計学園獣医学部新設決定に重要な働きかけをしたことがばれる、ということなのだろう。それで、あくまでこの文書が存在することを否定しているわけだ。結論はすでに出ている。安倍首相が権力にものを言わせて、国家戦略特区という隠れ蓑を用いて、国の行政を歪めたということだ。

「あるものを無いと言い張る」安倍首相は、もう退陣してもらう他ない。彼は、民主主義を踏みにじっている。

以下、引用(小口幸夫弁護士のtweetから)~~~

出どころや入手経緯が明らかでないから答弁をしない、控えさせていただきます、調査しません、というのは、一体全体どういう理屈なのでしょうか。意味がわからないのですが。見苦しいの一言です。

いかに見苦しいかは、妻が夫に、浮気写真を突きつけた場面や、昨日キャバクラに行ったこと詰問している場面を想像してみるとわかると思います。

細かく説明しますと、
1 取材源の秘匿というのが認められています。取材源が明らかでないから答えない、というのは、取材源の秘匿の侵害です。

2 国会での質問も同じです。情報源の秘匿が認められなければ、国会質問は機能しません。この秘匿の侵害であり質問権の侵害でもあるでしょう。

3 国民の知る権利が思いっきり侵害されていることは言うまでもありません。答弁しません、控えさせていただきます、などというのは、国民への背信行為です。

4 裁判所に証拠を提出する際、証拠説明書や証拠等関係カードというものをだしますが、そこにも、出どころや入手経緯を記載する欄はありません。裁判でさえ、そんなことを示すことは求められていないということです。

5 唯一、証拠の入手方法に違法行為が含まれていたときだけ、入手方法がテーマになります。しかし、これとてそう簡単にはいきません。
弁護士が法廷で「その証拠は違法収集証拠だ!」と叫んでも、冷たい目で見られるのがデフォルトです(涙)。実質的には、反対側に違法行為が含まれていることの立証を求められますし、仮に違法行為があったとしても、証拠自体は排除されないことがほとんどです。なんせ、そこに違法行為があったときでも、証拠は証拠ですからね。

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