獣医学部全国展開は、姑息な疑惑隠し 

獣医師の需給を緩めて、さらに多数の獣医師を養成する、と安倍首相は言い始めた。供給が増えれば、獣医医療が改善するという単純さには呆れる。法科大学院の失敗から何も学んでいない。教育、特に専門教育は、社会的共通資本であり、きわめて注意深く扱わないと、その専門領域が破壊されてしまう。

獣医学部の全国展開は、安倍首相の加計学園疑惑を隠そうとする姑息な手段だ。国の大切な専門教育システムを、自分の犯罪的行為を隠すために破壊しようとしている。安倍首相には、自分が良ければ、国がどうなっても構わないという明白な利己的動機しかないようだ。

岩盤規制とは一体何なのか。岩盤規制を守ろうとする抵抗勢力、それを打破する改革者という、ステレオタイプで単純化した構図は意味がない。岩盤規制撤廃という掛け声で、特定勢力、特定個人が甘い汁を吸っている。岩盤規制の撤廃は、小泉構造改革で竹中平蔵等が主張してきたスローガンだ。竹中平蔵等が、構造改革特区でどれだけ悪辣なことをしてきか、国家に対する犯罪だ。

獣医学の領域では、既存の大学が人員・予算が足りずに四苦八苦している。加計学園等という政治にもぐりこみ利権を得ようとする組織が、最先端のライフサイエンスを担えるはずがない。これまで地道に研究活動を続け、経済的・人的に苦境にある既存の大学、学部を援助すべきではないか。

以下、引用~~~

安倍総理の「全国に展開」発言に獣医学関係者が反発
テレビ朝日系(ANN) 6/30(金) 17:23配信
 安倍総理大臣が獣医学部の「全国展開を目指す」と発言したことに反発しています。

 全国大学獣医学関係代表者協議会:「安倍総理は獣医学部新設の全国展開を目指したいと驚愕(きょうがく)すべき発言に対して強い危機感を抱いた」
 安倍総理の発言を受けて、記者会見を開いた獣医学の教員や研究者らの団体は、「獣医師養成の現状と本質的な問題を理解していない」と批判しています。また、国家戦略特区を用いた学部新設が「獣医学教育の現状や需要動向について適切な検討なしに進められた」とも指摘しています。

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