都議選では「都民ファースト」が勝つと予想されているが・・・ 

いよいよ明日投開票となった都議選。国政をも巻き込んで、今後のわが国の進む方向をも左右する選挙になりそうだ。

結論から言えば、自民党は大きく負ける予想が立っており、安倍政権がこれまで通りの強権的な政治を行う上でブレーキになるだろうことは良いことだと思っている。

だが、自民党の受け皿が「都民ファースト」であることは、不安である。小池都知事は、同党の綱領を明らかにしていない。都民ファーストという党名から分かる通り、トランプ米国大統領のやり方を真似る積りなのだろう。選挙運動では、Make Tokyo Great Againという標語を、小池都知事が用いていた。「都民ファースト」の政策原理は、グローバル市場主義により、強者がさらに強くなるという政策綱領とは言えぬ原則なのではないか。小池都知事は、国会議員時代、元来右派系の政策を支持、主張していた。その典型は、日本が核武装を行えるという主張だ。また規制緩和・グローバリゼーションを無限定に取り入れた小泉政権時代に閣僚も経験している。曖昧模糊とした「都民ファースト」は、結局、現状肯定で、さらにグローバル主義化を志向することになるのではないだろうか。

グローバル化がもたらした、大多数の国民の貧困化が、国民をさらにグローバル化に向かわせるという皮肉な状況がある。グローバ化の進展のなかで大声で唱えられていた、「自己責任」である。教育も医療介護も、すべて自己責任だ。社会的弱者は、自己責任というスローガンのもとに切り捨てられる。社会的弱者に明日にも陥る可能性のある国民が、それを主張する。大いなる皮肉だ。

グローバル化の進展が、国民中流層を経済的に貧しくし、それが内需を縮小させる。さらに、結婚・子育てをする若者を減らす。すでに、人口減少社会に入っているのに、それに対する対策は何も打たれない。そして、多くの国民が、トランプ流のリバタリアン的グローバリズムの政治家を支持する。何という皮肉なことだろうか。

「都民ファースト」も結局、日本維新の会と同じ道を歩むことになるのではないだろうか。

小池都知事は、自民党に離党届を出したが、まだ離党手続きは終わっていないそうだ。

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