昨日の閉会中審査・・・やはり証人喚問が必要だ 

加計学園疑惑に関する国会審査、時々ネット中継を見た。

獣医学部新設に関して行政が歪められたという前川氏の主張が、首尾一貫していた。自民党等の彼への反論は、一つは、前川氏への人格攻撃、もう一つは、文科省の「挙証責任」だった。

挙証責任の問題は、過去のポストに記した。文科省は、獣医師数需給に関与する農水省、厚労省の関与を求めたが、得られず、需給を昨年の時点で明らかにできなかった(10年前に、しっかりした需給予測が農水省から出ており、過去のポストにも記した・・・それによると、獣医師数は充足しており、その偏在が問題なだけ、ということだ)、挙証責任の有無ということは政府部内での議論であって、国民に対しては獣医学部新設の理由をしっかり明らかにしなければならない、という前川氏の言葉に説得力がある。加計学園の獣医学部が、獣医学部新設の四条件を満たさないのではないか、という疑問が根本的な問題である。

前川氏への個人攻撃を続ける自民党他の議員にはウンザリである。下記の記事の引責辞任の経緯も、菅官房長官は、前川氏の証言が出た5月下旬の記者会見で、他の個人攻撃の論点とともに述べていた。個人攻撃することで、前川氏の信用を傷つけ、彼の証言を葬り去ろう、という魂胆だ。だが、これらの個人攻撃と、加計学園疑惑とは直接何の関係もない。さらに、個人攻撃で登場する人物を、証人喚問すればよいではないか。杉田和博官房副長官を証人喚問すれば、官房長官、前川氏いずれの主張が正しいか、すぐに分かるはずだ。杉田副官房長官はじめ加計学園疑惑の登場人物である内閣府・官邸の人間を、国会に呼ぼうとしないのは、隠し事がある証拠であり、前川氏への個人攻撃に根拠がないことを示唆している。

自民党他の質問者が、加計学園疑惑について、「言った言わない」の水掛け論になっていると評している。確かに、その通りだ。だったら、上記の関係者、安倍首相、加計孝太郎氏に、証言の真偽に罰則が適用される証人喚問をさせればよいということだ。それを忌避する与党が、水掛け論だといって逃げることは許されない。

前川氏が強く問題視している、官邸とマスコミの癒着に関しても国会で明らかにする必要がある。読売新聞が5月22日に報じた前川氏の「スキャンダル」疑惑が、官邸サイドから流されたもので、彼の証言を潰す目的だとしたら、政治的責任はおろか、名誉棄損の刑事犯罪でもある。マスコミを使い民間人を貶め、自らの政治的汚点を隠そうとしているなら、現政権はすぐさま退陣すべきだ。

以下、引用~~~

2017年07月10日 20時09分 時事通信
菅長官と前川氏が火花=引責辞任めぐり-参院審査

 前川喜平前文部科学事務次官が文科省の天下り問題で引責辞任した経緯をめぐり、菅義偉官房長官と前川氏が10日、参院の
閉会中審査で火花を散らす一幕があった。

 菅氏は、杉田和博官房副長官が前川氏に自身の責任を明確にするよう迫った際、「前川氏から『せめて定年期限の3月まで続けさせてほしい』との話があった」と強調した。この問題では菅氏が「当初は地位に恋々としがみついていた」と前川氏を非難した経緯がある。

 前川氏はこの日、「全く事実に反する」と反論。「私は1月4日の時点で引責辞任を決意し、翌日に松野博一文科相へ申し出た。定年延長してほしいとか、3月まで在任したいとか、申し上げたことは一切ない」と語った。

 菅氏は審査後の記者会見で「なぜ自分が辞めた経緯について誤った説明をしたのか理解に苦しむ」と前川氏を批判した。

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