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加計学園疑惑の関係者証人喚問が必須 

10日に行われた、国会閉会中審査。前川氏の証言と、政府・内閣府の関係者の証言は、肝心な点で真っ向から対立している。後者は、重要な点になると「記憶にない」の一点張りだ。

前川氏が、文科省事務次官時代に、歪められた行政に対して、何事か行動しなかったのか、という疑問が、繰り返し政府側から提起される。だが、内閣人事局で人事をがっちり握られたヒエラルキーのなかで、事務次官であった彼が一人でできることは限られていたことだろう。もしそうした行動を起こせば、彼の配下にいる官僚が困ることにもなる。政府は、自分で締め上げておいて、なぜ逃げ出さない(逃げ出さなかった)のかといたぶっているようなものだ。

政府側は、前川氏への個人攻撃をまだ繰り返している。個人攻撃と彼らが思っている材料は、加計学園疑惑とは全く関係がない。菅官房長官が繰り返し、前川氏が事務次官の職に恋々としていたと述べているが、前川氏はそれは事実ではないと述べている。これは水掛け論なので、官房長官がこの話を聞いたと言う杉田和博官房副長官を証人喚問すれば良いはずだ。

加計学園疑惑でも最後のところでは、政府・内閣府は、「記憶にない」と言って逃げている印象がある。前川氏が述べている証言と、最後のところで「記憶にない」と逃げる政府側、どちらが真実であるかは、各々の側がその証言ないし証言忌避によりどのようなものを得、どのようなリスクを冒しているかを考えればおのずから明らかとなる。下記引用報道のコメントにも記した通り、関係者に、責任をもって証言させる証人喚問を実現すべきだろう。

以下、引用とコメント~~~

7月10日付毎日新聞 加計問題萩生田発言文書「存在」前川氏が証言

萩生田発言文書「存在」

加計学園問題に関して前川氏が国会招致されたのは初めて。首相は欧州歴訪中で出席していない。(この問題の解明には、安倍首相を始め、和泉洋人首相補佐官、木曽功一元内閣府参与、現加計学園千葉科学大学学長等の国会喚問が必要だ。特に安倍首相は、「丁寧に一つ一つ説明する」と自分で語った責任がある;ブログ主注記。)

昨年10月7日付の文科省文書は「萩生田副長官ご発言概要」と題し、萩生田氏が文科省側に対して「四国には獣医学部がないので、その点では(新設の)必要性に説明がつくのか」「加計学園が誰も文句が言えないような良い提案をできるかどうかだな」などと発言したとされる。同省は6月15日に発表した再調査結果で「文書は見つからなかった」としていた。(10月7日付のこの文書では、萩生田副長官が2018年4月の開学は厳しいと述べたとあるようだ。それが、10月21日付の文書では、総理が4月開学すると述べたと180度方向転換している。ここで安倍首相が積極的に加計学園へ肩入れした傍証だ;ブログ主注記。)

しかし前川氏はこの日の審査で「私が在職中に担当課から説明を受けた際に受け取り、目にした文書に間違いない」と明言。「背景に首相官邸の動きがあったと思う。和泉洋人首相補佐官がさまざまな動きをしていた」と改めて官邸の関与を主張し、「順次条件を付けて加計学園しか残らないようにしたのはなぜか。ブラックボックス化されている」と批判した。

萩生田氏は当日文科省の常盤豊高等教育局長と面会したと認めたが、「このような発言をした記憶はない」と反論。同省に文書を非公表とするよう求めた事実もないとした。

一方、文科省が国会閉会後の6月20日に公表した昨年10月21日付の「ご発言概要」は、萩生田氏が「総理は平成30(2018)年4月開学とおしりを切っていた」「官邸は絶対やると言っている」と通告。学園の事務局長を同省の担当課長に引き合わせる考えを伝えたとしている。

この文書について、常盤氏は「個別のやり取りは明確な記憶がないが、事実関係は私から副長官に説明した」としたうえで、「副長官から何らかの指示を受けた記憶はない」と述べた。なぜ首相の意向と記されたかは「平成30年4月開学は省内でシミュレーションし、内閣府と厳しいやり取りもあった」などとあいまいな説明にとどめ、「(文書は当日)言及がなかった情報も含まれ、正確性に欠ける」と釈明した。

また、国家戦略特区担当の山本幸三地方創生担当相は、首相が意欲を示した獣医学部新設の全国展開に関し、「特区でやってみて、大丈夫なら全国展開するのが原則だ。首相は原則論を言っており、個別にどこかを早くやるとか首相が指示することはあり得ない」と首相を擁護した。しかし前川氏は「まず今治(加計学園)の成果を評価することになり、10年は必要。今すぐ2校目、3校目はできないと思う」と指摘した。(首相は、加計学園疑惑が国会で取り上げられたときに、獣医学部新設について何も決定権はない、自分は関係ないと、獣医学部新設に自らの意向が働いたことを否定していた。この獣医学部を全国に展開するという、首相の発言は、獣医学部新設に際する検討課題を飛び越えているだけでなく、この当初の発言と矛盾する;ブログ主注記。)

審査には、政府の国家戦略特区諮問会議の下にあるワーキンググループの委員を務める政策コンサルタント、原英史氏も参考人として出席。「加計ありきではない」などと新設の正当性を主張した。(この人物は、以前のポストにも記したが、政策工房とかいう会社の社長であり、「文科省の挙証責任」を言い募り文科省が「岩盤規制」の源だと主張する、同社会長の高橋洋一氏の部下。国家戦略特区に関与して利権に与る集団・人間が、国家戦略会議諮問会議、同WGに加わっている。利益相反の疑いが強い;ブログ主注記。)

衆院の閉会中審査は午前9時から行われる予定だったが、民進党が提出する資料の取り扱いを巡って与野党の協議が長引いたため、20分以上遅れて始まった。午後2時からは参院文教科学・内閣両委員会が合同で審査を行う。【高橋恵子】

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